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BLOG: Katte Kimama

  • 岩本貴志

「続、カイツブリの子育て」その10、巣の素材

Updated: Jul 26, 2022

このブログは2018年に井の頭公園で繁殖したカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を紹介しています。

前年、観察を続けていたヒナたちは全滅。今年こそヒナが立派に成長するまでの一部始終が見てやろう!と、書き始めたのがこのブログです。


巣が沈みそうなので、一生懸命補修するが、6月1日



あっという間に5月が過ぎ去り、6月になってしまいました。

太陽が最も北にやってきて、日が最も長くなる6月に入りました。

夏至のある6月は昼光性の生き物たちにとって、最も長い時間活動できる時期。

鳥類の多くはこの時期、ヒナたちの繁殖に使われる。

えさも豊富、狩りに費やせる時間も長いからだ。


また、逆にいうと夏至が過ぎると日に日に、日が短くなっていきまる。

繁殖に大忙しの鳥たちも人間同様、日の経過の事を感じているかと思います。

彼らにとって、この時間は非常に貴重なもの。

夏はそんなに長くないのです。


6月は梅雨にも入る時期で、じめじめしていて嫌われる時期でもありますが、僕らや生き物たちが生きていけるのも雨のおかげ、日本の自然が豊かなのも豊富な雨のおかげです。

雨の恵み、ありがたさをこの梅雨の時期、感じてみてはいかがでしょうか。

体が濡れますが、いい雨具を装着すれば体を濡らさずもすみます。

雨の中歩くのも、なかなかいいものです。

雨の天気を、天気が悪いと言っていてはばちが当たるかもしれません。

俗に言ういい天気、快晴の日が毎日、1年間続いたらどうなってしまう事やら、

考えただけでもぞっとします。

弁天橋のカイツブリの巣、一度流されてしまい作り直したのですが、その巣がどうにも心もとない状態です。

今回はその事について取り上げます。



 


前回、巣の素材が枯れ葉から、水草に移り変わった事を紹介した。

その水草は巣の素材に向いるとはあまり思えない。

カイツブリは巣の素材に木の葉をちぎって使う事もあるが、多くは池の底に沈んだものを利用する。

という事は水に沈む素材、ほっておいたら沈んでしまう。

水面に伸びる木の枝先などに、水底から拾ってきたいろんな素材を引っ掛け絡みつけて、巣を作る。

木の枝にうまく引っかかった素材は、乾き、浮力も発生してくる。

自ら巣が浮くようになればしめたもの、その上にどんどん巣材を乗せ、巣が形作られていく事になる。

そこに再び湿った水草を置くとどうなるか、

乾いていた枯葉などが再び水を吸い込み重くなってしまう。

そして再び沈んでいく。


水草はなかなか乾かないどころか、生きているので水面から水を吸い上げますます重くなってしまう。

巣が沈んでいけば、働き者のカイツブリは、補修に取り掛かり、さらに巣の上に重い水草が載せられる事になる。

沈みそうになればなるほど一生懸命に、水草の巣材を運んでくる。

すると、ますます巣が沈んでしまう。

巣の素材によっては、そんな悪循環が繰り返されてしまう事になる。

素材の事に 早く気づいてくれないかな? 再び水草を運んでいくカイツブリ君。

最初の巣は、まだほとんど水草の生えてない時期、枯れ葉や枯れ枝メイン。

上手く木の枝に絡んでいなかったのか、外敵に襲われてしまったのか、巣は流されてしまった。


それでもその巣は、今作っている巣よりずっとしっかり水面に浮いていた。

ブログにも乗せたのだが、去年6月、弁天池で6羽のヒナが孵ったのだが全滅してしまった。

その主な原因は巣材が水草だったため半水没。

体を乾かす事が出来なくなった小さなヒナたちの体温が奪われヒナが死んでしまった。


参照: 「カイツブリの子育て 2018」その2、冷たい雨


今晩はヒナが孵る夢でも見るのかな? ぜひ現実になってほしいものだ

カイツブリ君、がんばって巣の補修。

でも、水草ばかりで巣は補修されるどころか沈んでいく。

これから梅雨に入るので、雨が心配だ。

果たして上手く、やっていけるだろうか?




つづく 


 

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