• 岩本貴志

D850とD800E、「いまだD800Eを使う理由とは?」

最終更新: 7月6日


この記事は、前回書いた、カメラの世代交代、D800EからD850「ミラーレス、Z7を選ばなかった理由」の前半、趣旨から外れていた部分をまとめたものです。




ニコン製、デジタル一眼レフカメラD850が発売されてしばらく経つ。


まだしばらくは現役と思われる愛機ニコンD800E

僕自身、D800Eを発売と同時に購入して以来ずっとメインカメラとして使い現在に至っている。

D850は発売以来かなり気になってはいたが、買い換えるほどのものでないと感じ、つい最近までずっとD800Eを使い続けていた。

というかまだまだ現役で使っていくつもりだ。

D800E、最近の機種と比べると機能的に見劣りするようになっては来たが、今でもまだまだ使っていけるカメラだ。少なくとも僕にとっては。

JPEGの画質はいまいちだが、RAWで撮れば問題ない。


発色も自然で僕好み、AF性能も一般的な撮影では十分な性能を持っているのでまだまだ十分使っていける。


発売当初は画期的な3,600万画素と高画素、ローパスレスではないがローパスの効果を打ち消す形で配置され、圧倒的な切れ味。状況によってはモアレが発生するが、そんなに気にならない。


ブログに掲載している写真の殆どはこのカメラで撮った写真。



フルサイズでの連写性能が秒間4コマと、動きのある被写体に対しては、入門者向けカメラ並みで力不足。


それでも、写真を撮る道具としてのD800E、デジタル一眼レフカメラとしては既に完成の領域に到達しているカメラだといえると思う。


発売から10年近く経つが、その間の進化は殆どがマイナーなものばかり。

カメラとして基本的なものは殆ど変わっていない。


画質に関しては、20年前から10年前にかけての劇的な向上と比べれば、それほど大きな向上でもない。


D800Eメーカーのサービス期限が今年2020年の12月に終わってしまうという。

お金をかけてオーバーホールする事も考えたが、おそらくこのまま使っていくと思う。

このD800E、購入から一度も開けていない。

一度開けて、人の手が入ってしまうと、それが将来故障の原因になってしまうかもしれないから。


ただ、シャッターは既に30万カットを超えているので。

オーバーホールと共にシャッターユニットを変えることも考えているので。

まだ流動的。


流石にサービス期限の切れたカメラをメインとして使っていくのもなんなので、D850の値段もこなれてきた今、これからのメイン機種としてD850 を購入するに至った。

D780も考えたが、写真メインのカメラとして、スペックを比べると写真を撮る力はやはりD850のほうが上だなと。D850を選んだ。


ミラーレスのZ7を購入するという考えは全く無かった。

その理由については、


カメラの世代交代、D800EからD850へ「ミラーレス、Z7を選ばなかった理由」


に詳しく書いたのでご参照あれ。


メインカメラ引退のD800E アイピースには マグにファイヤーDK-17M+ダブルアイカップDK-3



D800Eに上のマグニファイヤーをつけると、ファインダー倍率はD850以上に大きくなる。

D850は単独でファインダー像も大きく見やすい。

試しにマグニファイヤーを付けてみると、ファインダー像周辺部がけられて見づらくなってしまうので、使えないのが分かった。

ファインダー倍率が大きいのがあだとなっているようだ。



ファインダー像の比較

アイピースに携帯カメラをくっつけて、「パシャリ!」


D800Eのファインダー像、マグニファイヤーDK17M使用



マグニファイヤーの影響で周辺部、糸巻き形にゆがんでいる。

これは見ていてそんなに気にならないので、携帯レンズとの相性かもしれない。



D850のファインダー像



D850、マグニファイヤーを取り付けると、4隅がけられて一度に見えなくなってしまう事が分かった。


マグニファイヤーを取り付けるとアイピースが飛び出て、鼻がボディに干渉しにくくなるので結構重宝しているのでちょっと残念だ。


ただ、単に拡大すればいいというわけでもない。

マニュアルでのピントは合わせやすくなるけれど、画面全体が一度に把握出来にくくなるというデメリットもあるのだ。

僕も、被写体に応じてマグニファイヤーをつけたりはずしたりしている。

上の写真、アイカップを2つ付けているのは目を押し付けてもペコッとしないため。

特に望遠撮影、ぶれないよう目を押し付けて撮る時重宝する。

D800Eをまだまだ使っていく理由を列記してみた

1、手持ちのソフト、アドビフォトショップCS6でRAW現像が出来る事、


フォトショップCS6ではD850のRAW画像は編集出来なくされてしまった。

毎月課金されるCCには今のところ換えるつもりは無い。

まだまだCS6を使っていくつもりだ。


ただD850のJpeg画像、D800Eと比べて品質はすこぶる良くなった。


撮って出しで十分使える!



この画質があれば、これから一般的なものであればJpegで撮影する事になるかもしれない。


RAWで撮る必要がある時、現像はニコンの純正、フリーソフトのCaptureNXを使う事になりそうだ。

2、フラッシュが内臓されている事、


D800Eの内臓フラッシュはコマンドモードのコントローラーとしてワイヤレスで多灯発光する場合非常に重宝する。


D850では、手持ちの機材ではフラッシュ1灯を犠牲にするか、ケーブル接続しなければならない。


別売りでSU800ワイヤレススピードライトコマンダーというものがあるが、でかくて値段もフラッシュが一つ買えてしまえるほどに高い。



D850では省略されてしまった便利なコマンダー発光機能



そんな別売り商品を購入する事無く、D800Eはコマンダ発光を可能にする。

それも内臓フラッシュを別にすると2グループ、4チャンネルに分けて自由自在に発光調節出来る優れものだ。



3、オートフォーカス補助光機能がついている、

D800EにはAF補助光ライトが付いているので、暗闇でも照明無しで確実に簡単にピント合わせが出来る。


D850ではそんな便利なAF補助光機能が廃止されてしまった。


暗い状況下、D850では片手で携帯の懐中電灯で被写体を照明したりとけっこう面倒。

そういった暗い状況下では大抵三脚を使用しているので、そんなには苦でないが。


フラッシュを付ければAF補助光が照射されるが、フラッシュ発光したくない時は、電源を切らなければならず、もっと不便になってしまう。

そんなことしたらピントもずれてしまうだろう。


D850 手持ち撮影出来るほどの明るさがあれば、補助光無しでピントは結構決まる。

だから、AF補助光無くしてしまったのかな?

でも、コントラストが小さい被写体ではオートフォーカスが迷ってしまうので、AF補助光はまだ必要と感じる。

4、使い慣れたカメラは使いやすい、


カメラを構えながら発光量の微調整が出来る、フラッシュ調整ボタン

長年使い慣れたカメラは使いやすい。

手足のようにカメラを操作出来る、要は慣れの問題。


露出のAモードとMモードの切り替えをけっこう行なうのだが、モードボタンの配置が変わってしまったので、今だよく間違えてしまう。


D850ではそのモードボタンは感度ボタンに割り当てられている。

ISO数値撮影中よく変えるので、慣れれば、全て右手で操作出来るのでより使いやすくなるだろう。


よく使っていたフラッシュの調整ボタンも廃止されてしまったので、ちと不便。

D850では露出ブラケットボタンに割り当て。


内臓フラッシュは無いからいらないのかな?

もともとD一桁、プロ機には付いていなかったボタンだし。

5、長年使ってきた信頼感、

見慣れたカメラ背面

D800Eは長年の使用で、その癖も良く分かっているので、どうすればちゃんと撮れるかという信頼感がある。


使うAFモード、使えないSDカード、露出の癖、電池のもち等等。


D850は、まだ使用し始めて間もないので、その特性、癖もまだ分からず、全ての機能が作動するという確証がまだもてていない。

カメラとの信頼関係がまだ築けていないという事かな。

思いつくままかいてみたが、だいたいこんな感じかな。

という事で一般的な撮影ではD800Eがまだ優位になる事は多々あるのである。


D850のそのボディに秘めた力は上に列記した内容を大きく上回るメリットを秘めたカメラだと感じる。

例を挙げると


  • 暗い状況下での高感度ノイズ特性、

  • 野鳥など動きのあるものを追従するAF性能と連写性能、

  • バッファーの余裕、

  • タイムラプス露出平滑化性能、

  • 無音撮影、

  • フルサイズ、APSC共に出来る4K動画撮影、

  • HDスローモーション120fps


などなど。

カメラが手元に届いてから3ヵ月ほどが経過したけれど、コロナの影響でまだあまり使用出来ていないのでその秘めた力はまだ殆ど体験していない。

こんご、D850の使用感など、ブログにアップしていこうと思う。


おわり

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