Takashi Iwamoto

岩本 貴志

1973年東京生まれ。少年時代より虫取りや魚釣りなどを通じ、そして捕まえてきたものを飼育したりしながら、自然や生き物に親しむ。

小学4年生の時、おじからプレゼントしてもらった小さな天体望遠鏡を通して、月や惑星、星雲や星団を観察したのをきっかけに、星、そして宇宙に深い興味を抱くようになる。さらに一眼レフカメラを譲り受け写真を撮り始める。そのカメラはキャノンFTb、レンズはFD50mmf1.4とFD200mmf4

高校2年の夏休みに自転車でキャンプをしながら北海道を周遊。自転車もキャンプ道具も当時、そのために購入。キャンプなども未経験のまま、キャンプ道具一式をを自転車に積み込んで、予約もせず港へ(東京港)苫小牧行きのさっぽろ丸に乗り込む。

大雪山やアポイ山に登ったり、あちこちで温泉に入ったりしながら、観光地を廻った。その旅の途中出に会った野鳥、シカやキツネなどの野生動物、そしてその動物たちを支える広大な大地、ありのままの自然護岸の河川、そのスケールの大きさと美しさに、東京育ちの僕は、心底心を打たれてしまった。

そんな感動を写真に表現できたらいいな!」「そんな自然に接しながら出来る仕事をしたいな!」と思い、カメラマンを志す。

1994年、サファリツアーでケニアへ、初めてアフリカの大地を踏む。見渡す限りの地平線、その上に広がる透き通った空、野生動物たちの息遣い。そのスケールの大きさと美しさに、完全に僕の心は奪われてしまった。

当時、東京の雑踏でテレビ関係のカメラアシスタントなどをしていた僕は、アフリカの大地が脳裏に焼きついて離れる事は無かった。それとは全く対照的な東京での生活に息苦しさを感じ、「アフリカに滞在したい!」そんな思いがしだいに強くなっていく。

当時お世話になっていた人たちの協力を得て、1996年から1997年にかけてザンビア最大のカフエ国立公園をベースに1年間滞在。

ザンビアでの生活では、価値観や物の見方の違いなど、今までの僕の常識が完全に覆されてしまった。そこに暮らす人々は金銭的には貧しいのに、どこに行っても輝いた目で見ず知らずの僕を暖かく出迎えてくれた。そして、感じたのは、「大自然の中で暮らす彼らは、文明に強く毒された僕よりずっと幸せそうだ!」

インターネットも電話も無い日本や外からの情報をほとんどシャットアウトされた中での生活は、僕の心の中に生きる事の意味、哲学的な妄想が心の中にはぐくまれる事になった。今でもその時の生活が僕の心の大きな肥やしとなっている。

ザンビアの滞在を経て、アフリカの自然についてもっと知りたくなり、タンザニア、キリマンジャロ山麓にあるムエカ野生生物管理大学で学ぶ事を決め、翌年1998年よりタンザニアに留学する。

2年間のキャンパスライフでは授業以外にも、現地の人たちとの交流を通しスワヒリ語で話せるようになったり、数多くいる野鳥を学ぶ事が出来た。当時授業後、双眼鏡を持ってキャンパス周辺で見られた野鳥を記録し続けた。現在の野鳥の知識の土台となった。

卒業後は、主にケニアに滞在。現在はフリーカメラマンとしてアフリカ各国の動画、スチールでの撮影活動を行いながら現在に至っている。

政治の混乱、内戦、貧困、そして旱魃などの負の部分ばかりがクローズアップされるアフリカ。

でも、本来あるべき明るく輝く自然豊かなアフリカの姿をもっと多くの人に知ってもらいたいと願い、撮影を続けている。

使用機材、ニコンD850D800E魚眼レンズ14mmから500mmまで多数のレンズを使用

​動画撮影には、パナソニックGH4、ソニーAX100Z5GoPro等を使用する

2010 - present

2010 - present