BLOG: Katte Kimama

岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

寒さへの対応、動物園の動物たち

最終更新: 2月9日

動物たちも寒さを感じるのは僕らといっしょ。

季節は12月、最近はここ東京でも毎朝霜がおりるほどの寒さがつづいている。

寒さに対して、僕ら人間は冬物の着物を羽織ったり、防寒靴を履いたりと寒さ対策が出来る。暖房の効いた室内に閉じこもったままでいる手もある。

しかしながら、動物たちはそうはいかない。

彼らは、防寒着どころか、他のものも含め何一つ持ち歩く事も無い全くの手ぶら。

風が吹こうと、雨が降ろうと、雪が降ろうと、吹雪になろうと、手ぶらのままそれに耐え、生き続けなければならない。

そして、その環境で長い年月、生き続け命をつなげてきた結果が、現在あるその生きている姿なのだ。


そんな動物たち、寒さを凌ぐためにいろんな技を磨いてきた。

夏毛から冬毛に生え変わる動物、冬眠する動物、暖かい場所へ移動していく動物。

移動に関して渡り鳥なんか、飛んで遠くへいけるが、空を飛べない哺乳動物たち、そうはいかない。

動物園の動物もシェルターがあったりと、風雨、寒さなどから守られているが、外に出れば感じる寒さはいっしょ。

井の頭自然文化園でそんな寒い冬に向けて心の準備をするサル、そして寒さに耐えるリスの表情をファインダー越しに見つけた。

これから始まる寒い冬、しみじみと秋をかみ締めるサル

黄葉真っ盛りのイチョウをバックに落ち葉をかみ締めるサル。

寒い冬を迎える前に、秋を噛み締め、物思いにでもふけているようだ。

冬なんか来なければいいのにとでも思っているのだろうか?



寒さが苦手なリス君たち


リスの仲間には、冬眠をするシマリスなどいるが、ここ井の頭公園で見られる二ホンリスは冬眠をしない。

冬眠をしないから、寒さに強そうに感じるが、見ていると、決してそうでも無さそうだ。


井の頭公園、リスの小径の中には、鳥の巣ならぬ、リスの巣がいくつも据付けられている。


春から初夏にかけて、とても活発だったリス君たち。


巣箱からなかなか出ようとしないリス君たち


外が寒くても、巣の中で身を寄せ合えば、暖かそうだ。

そんな暖かく居心地のいい巣から、寒い空には出たくなさそうで、寒い時期、リスはなかなか出てこない。

出てきても、用を済ませれば、すぐに暖かい巣の中に戻ってしまう。


日に日に寒さが深まるこの頃、枯葉を引き寄せようとするが、どうにも届かない。


そんな巣から出てきたリス、そんな巣の中に、枯葉を持ち込みたいようだ。

枯れ葉は、柔らかなクッションになり、暖をとる事も出来るので、巣内環境をもっと居心地良くしたいのだろう。


そんな枯れ葉、簡単に拾えるものなど、なかなか落ちていないのが現状、既に誰かに拾われてしまっている。

そんな中、程よく乾いた枯れ葉が、木の枝に、すぐ手の届きそうなところにまだ残っていた!

リス君は木に駆け上がり、枯葉を取りに行った。

足場ぎりぎりの所まで前に出て取ろうとするが、枯葉に手は届くのだけど、どうにもこうにもつかめない。

リス表情は真剣そのもの。「もうちょっとで手が届く!」

何度も何度も、枯葉をつかもうとチャレンジしたが、もう少しのところで落っこちそうになってしまう。

かなりがんばったのだが、結局最後はあきらめてしまった。

枯葉を取ろうと、高いところから落っこちそうになったリス、僕らと同様、冷や汗をかいているように見えた。


巣箱の中で、お互い体を寄せ合い暖をとる


この日の夕方は非常に冷え込んでいる。

日暮れまで、まだしばらくあるのに、ほとんどのリスは巣の中にもぐりこみ身を寄せ合っている。寒い日は、朝からこんな感じなのだ。

きっと、寒いから、今日はこのまま巣の外に出る事無く、寝てしまうのだろう。

周りにはいくつも空の巣箱があるにもかかわらず、リスの集まる巣箱がいくつかあるのだ。


この巣箱は、リスの中でも人気があるようだ。

モテモテのメスリス、もしくはオスリスでもいるのかな?

何かしら、そんな理由がありそうだ。


後日行っても、様子は一緒。

巣箱は違うが、リスが寄ってたかって入っている巣があった。

それも、巣の中に入れないものまでが屋根の上に乗っているほど。


巣の屋根の上にいるリスは、巣の中が空くのを待っているのかな?


隣の巣は空いてるのに!きつい、いたい、いたい!

入り口を顔でふさげば、巣の中はより暖かくなるだろう。

顔を出している連中は、新鮮な空気が呼吸出来るが、中にいるリスたちは苦しそうだ。

時々苦しくなったリスが、巣の出入り口をふさぐリスたちを押しのけ外に出てくる。


それにしても、隣の巣は空いてるのに、何で屋根の上にたむろしてまでこの巣に集まるのかな?


そんな寒さに弱いリス君たちとは対照的に、平気で水の中に入るツワモノもいる。

そのツワモノはユーラシアカワウソ


井の頭公園には2017年にやって来たユーラシアカワウソ


このユーラシアカワウソ、2017年、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館からやってきたそうだ。名前は、ハナ(メス)という。


管理人が行った時は眠ってばかりで、あまり活発に活動している姿が見られない。

日も出たある日、水の中を何度も泳ぎ回る姿を見る事が出来た。

日は出ているが、とても僕らが泳ごうなどとは思えない、1月の最も寒い時期だ。


冬でも水の中を平気で泳ぐ、ユーラシアカワウソ


寒さに対しての感じ方、動物それぞれ違うようだ。

そんな、動物たちの生き様が簡単に見られるのが動物園。


寒い時期の動物園もまた、面白い。


日本にいる時は、動物園には結構立ち寄る管理人。

でも、間違えてはいけないのは彼ら、動物たちの本当の生き様。

自然の中での彼らの生き様は、人間による飼育下とは全く違ったものなのだ。


自ら食べ物を得られなければ、飢えてしまい命に直結、外敵にも常に命が狙われていたりする。配偶者も勝ち取らなければならない。

そんな環境で生きる、動物たちは、常に身も心も研ぎ澄まされ、体全体が輝いているのだ。


特にその目の輝きはまるっきり違ったものなだ。


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