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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

今年の夏は惑星が見ごろ、(サンニッパでの惑星撮影)

この夏、7月31日には、久々の火星大接近となり、木星、土星と合わせて外惑星の見ごろとなります。

強拡大での惑星撮影に挑戦してみたので報告します。

惑星を撮影するには天体望遠鏡を使うのが定番ですが、使えるものが無いので、現在手元にある機材で撮影に挑戦しました。

望遠鏡ではなく、望遠レンズを使った撮影です。

使用した機材は、

天体望遠鏡代わりにニコンの300mmf2.8の望遠レンズ、

惑星を拡大するためにビクセンのPL10mm接眼レンズ、

カメラはパナソニックのDMC-GH4です。

昔、学生時代にフィルムカメラで惑星や月の撮影に使用した拡大撮影アダプターがあったので、それを望遠レンズの後ろに取り付けて撮影する事にしました。

使用したニコンの望遠レンズは、口径(D)が107mm、焦点距離が(f)300mmの望遠鏡として使うわけです。

惑星を撮影するには焦点距離が短すぎますが、高性能の写真レンズでどれだけ写ってくれるのか楽しみです。

架台は、手元にあるケンコートキナー社製のスカイメモT、ポータブル赤道儀を過積載ですが、使う事にしました。

撮影の準備をして晴天をまったのですが、なかなか晴れず、久々に晴れ上がった5月15日、近所の公園に出かけ惑星撮影に挑戦しました。

久々に撮影した木星、 5月16日23時03分

自由雲台に取り付けた高倍率のカメラ、小さな惑星を視野に入れるのは至難の技、

やっとの思いで、まずは金星を視野に入れ固定する事に成功。

かがんだ姿勢で見上げながらの作業、肩がこる!

焦点距離を計算するとフルサイズで3600mm相当で、フォーサーズなので画角的には約7200mm。

視野の狭さがお分かり頂けると思う。

昔、フイルムで撮影していた時代は大気の安定している瞬間を狙ってシャッターを切っていた。

シャッターの振動を防ぐために、レンズの前を黒く塗ったうちわをシャッター代わりに使ったりもしていた。

デジタル時代の今は、非常に簡単!

動画で撮影し、後で動画から写真としてキャプチャーし、安定した像だけを抜き取り合成。

スタッキングというそうだ。

そんな手間のかかりそうな合成作業も、フリーアプリ(Registax) が自動でやってくれてしまう。

そんなすごいアプリも無料!そんな情報もネットで簡単に調べる事が出来てしまう!

すごい時代になったものだとつくづく思う。

管理人も今回ネットで調べて初めて知った。

実質お金がかからない。

非常にいいことだと思う反面、お金が作りにくい社会になっていくのだなーと思う。

空の状態は非常に悪く、久々に見る金星はグニョグニョとのた打ち回っていたが。

金星も画像処理をすると、それなりの画像に仕上がった。

カメラの視野に入った金星を4K動画で撮影。

画像処理をする事によってそれなりに金星の欠けた姿が確認出来る。

今は金星が地球から逃げている状態、地球から見ると金星が少しずつ太陽に近づき、だんだん暗く見難くなっていく。

地球の内側を回る金星は、地球よりも素早く動いていく。

しばらく日が経つと今度は明けの明星として見えてくるのだ。

金星が西の空低くなる頃、東の空には木星の姿。

沈む金星、昇る木星。

焦点を木星に向けた。

再び、肩のこる作業、

やっとの思い出木星を視野に入れ、撮影開始。

それなりには写ってくれたのだが、木星はまだ空低くシーイングも悪いので日を改めて撮影する事に。

上の木星の写真はその次の日撮影したもの。

再び木星の撮影に公園に行こうと、家のベランダから空の状態を確認すると、

何の事は無い、ベランダから木星が丸見え。

家のベランダから撮影した。

空の状態、シーイングは初日と比べなかなか良くて、縞や帯のちょっとしたディーテルも出てくれた。

300mmの望遠レンズでここまでディーテルが出てくれるとは正直驚きであった。

望遠レンズ、優秀である。

縞の濃くなっている部分は大赤斑だろうか?

人類が初めて望遠鏡で確認されて以来、姿形を変えながらも消える事の無い大赤斑、

地球をすっぽり覆うほどの巨大台風、想像を絶する嵐が吹き荒れているのだろう。

今度は火星、土星の撮影に挑戦しようと思う。

土星は遠く暗いので、シャッター速度が1秒までしかないGH4で写るだろうか?

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