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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

サンニッパ(300mm,f2.8望遠レンズ)で撮った土星、火星

前回、サンニッパ(300mm、f2.8)で撮影した木星と金星の写真を紹介しました。

今回は、木星の後に東の空から昇ってくる土星と、火星の姿を撮影したので紹介します。

こちら土星もはるか昔学生時代に撮影したのを最後に、しばらくぶりの撮影です。

太陽系、木星の外側を公転する土星、

悪戦苦闘の末、やっと土星を視野の中に。

あれ土星?と、半信半疑で視野に入れてみるとやっぱり土星。

久々に拡大して見る土星、やっぱりうれしい。

輪、なかなか見ものである。

もともとは土星の衛星だったようだが、土星に近すぎ重力によってもみくちゃにされ破壊されてしまったそうな。

もし木星の衛星イオが破壊されたら、木星にでかい輪が出来るのかな?

撮影は、一度視野の中に入れてしまえば後は簡単、カメラの録画ボタンを押すだけ。

1分30秒録画してストップボタン。

学生時代一枚一枚フィルム代、現増代を計算しながら撮っていた時と比べると非常に気楽。

録画中、視野から惑星が外れなければ問題ないので、赤道儀の極軸も大体合わせてやればOK。

後はデジタル処理。

カメラに限らずあらゆるものが、デジタルで簡単に処理出来てしまう時代。

使用者側(自分自身)はますます、何も出来ないダメ人間になってしまいそうだ。

気をつけなければ。

アナログ時代、ちょっとでも手を抜けは全ては如実に現れ、後で修正など出来ない。

何をするにも集中力を高めなければならなかったし、コストもかかったが、その分やりがいも感じた。

今は、あらゆるものが簡単に出来るようになった分、使う身としてはやりがい、満足度も減った気がする。

今回スタッキングという惑星合成法を知って、デジタルの可能性、奥深さを感じたのも確か。

重要なのは、テクノロジーは上手く使って使われないことかな?

上の写真がどのように仕上げられたかというと、

撮影した1分30秒の動画には2700枚の静止画、その中から画質のいいものだけを写真として抽出、1枚1枚ずれを直しながら合成。

最後にかすかな濃淡を強調処理。

手動でやっていては気の遠くなるような作業をマウスをちょこっといじるだけでコンピューター上で簡単に出来てしまう。

土星は暗いので感度を上げなければならず、ノイズが多く乗った。

カシーニの間隙は写らなかったが、シーイングが良ければ写るかもしれない。

大接近2ヶ月前の火星、まだ大きく欠けて見える

今、夜遅く南の空を見上げると、右から木星、土星、火星の姿が等間隔で並んで見える。

さらに、今ちょうど月が大きさを増しながら木星、土星、火星とあいさつ回りをしているところ。

土星につづいて、近々7月31日に大接近を迎える火星に焦点を合わせた。

ファインダーで見ると小さな赤い点のようにしか見えなかった火星、

画像処理する事によって上の写真のように濃淡のある表情を見せてくれた。

これから地球が火星に近づき日に日に大きく明るく見えるようになっていく火星、こまめに観察していこうと思う。

カメラの望遠レンズ300mmが、ここまで解像しているとは心底恐れ入った。

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