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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

雨、「続、カイツブリ観察日記、17」

このブログ、「続、カイツブリ観察日記」では東京都、井の井の頭恩賜公園に生息、繁殖するカイツブリの生態を、管理人自ら観察し、独自の視点で綴ったものです。

前回のブログに引き続き、弁天池のカイツブリを取り上げます。

孵ったばかりの雛は兄弟たちよりものすごく小さい

カイツブリの親鳥は、オスメス交代で雛を巣で守る。

1羽が巣で雛を守っている間、1羽は餌を捕りに出かける。

親鳥は雛たちのために忙しく餌を運んでこなければならない。

卵を温めていたときは巣にいる親鳥は「待ってました!」と喜んで出かけていたのと比べ、

雛が孵ってからは「仕方ないな、行くか、よっこらしょ、」とでも言っているようで重い腰がなかなか上がらない。

その、親鳥の交代の時に、巣の上の卵や雛の状況の全貌が見られる。

上の写真は親鳥交代の時の様子。

いちばん手前にいる雛は、今朝(15日)孵ったばかりの雛。

どうも元気が無いしくちばしの色も悪い。

しばらく親鳥の羽の中に入る事が出来ず、体温が冷えて体力が奪われてしまったようだ。

どうにか餌を食べて元気になって欲しいが。

4羽の雛は元気に餌をせがむのに、生まれたばかりの小さな雛が見当たらない。

4羽の兄弟は食欲旺盛。

親鳥が帰って来るたびに、我先にと一生懸命餌をねだる。

小さな雛は親鳥が餌を運んできても姿を現さない。

食欲も無くなってしまっている。

食べないと元気が出ないよ!

雨が強くなったので一時撤退、雨宿りをしなが水生物園ファミリーを見る事に。

水生物園ファミリーのカイツブリが見当たらない、どこかに出かけているのかな?

以前の場所に巣は無くなっている。

雨で池の水かさが増し、水面下から生える葦では対応出来なかったと見られる。

巣は沈んでしまったのかな?

巣が無くなってしまった。葦では水かさの変動に対応出来なかったのかな?

無くなってみると、雛が5羽孵った巣がここにあった事が夢のようだ。

寂しさを感じる。

雛たちはどこに行ったのだろう?

巣が無かったら、あの小さな雛は生きていけるだろうか?

小さすぎるので、きっとまだ無理だろう。

しばらくすると親鳥が現れた。でも雛の姿が見当たらない。6月15日

しばらくすると親鳥が現れた。

でも、雛の姿が見当たらない。

雛を育てるのを完全に放棄してしまったのだろうか?

それとも巣が無くなってしまったのでおぼれて死んでしまったのだろうか?

しばらくすると、見えないところから雛の声が聞こえた。

餌をせがむ声だ、

1羽か2羽かは分からないが雛は生きている。

でも親鳥は雛の方へは行かなかった。

子育てを放棄してしまったのだろうか?

雨も小降りになったので、弁天池に戻ってみると、

親鳥は聞きなれない高い声で鳴いている、とても悲しそうだ。

親鳥は池の上で移動しないでしきりに何かを見ている。

そして、聞きなれない甲高い声で鳴いている。

よく見ると近くにうごめく物体。

動いていた物体は雛だった!

親鳥はどうにか雛を助けようと、登り易いように背中を向けるが雛に親の背中に登れるような体力は残っていない。

雛は何とか顔を出して呼吸するのが精一杯。

見る見る弱っていく雛、なすすべの無い親鳥は首を伸ばして悲しい声を発するばかり。

見ていて悲しくなってしまう。

何度か頭を上げた後、雛は力尽きてしまった。

動かなくなった雛をじっと見つめる親鳥、この後もまだ助けようとしていた。

動かなくなってもしばらくの間、雛に寄り添い、何度も背中に登りやすい体勢をとる。

雛が動かなくなってから数十分の間、親鳥は雛から離れる事は無かった。

恵みをもたらす雨も、雛にとっては非常に過酷な試練をもたらす事になってしまった。

去年も今年も雨は雛たちにとって大敵だった。

雨の降りしきる中、巣ではもうすぐ孵る卵を温める親鳥。止む事を願ってるのかな?

つづく

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