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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

巣には危険が?弁天池、「続、カイツブリ観察日記、20」

このブログ、「続、カイツブリ観察日記」では東京都、井の井の頭恩賜公園に生息、繁殖するカイツブリの生態を、管理人自ら観察し、独自の視点で綴ったものです。

親鳥は一生懸命水草を集める、巣を作ろうとしているようだが。 6月21日

6月21日、弁天池のカイツブリファミリー、雛たちは巣にはおらず、池の真ん中。

どうしたのだろう?

親鳥はひっきりなしに水草を集めている。

一箇所に集めて巣を作ろうとしているようだが。

あっちに集めては、こっちにも集め、そしてまたあっちにと場所も一箇所に定まらない。

それ以前に水草はいくら一箇所に集めても沈むだけ。

それでも親鳥たちは必死になって何時間も水草を集めた。

雛のために早く巣を作ってあげたいという親鳥の気持ちが伝わってくるのだが。

あまりにも必死になりすぎて、水草を雛の頭にぽいと載せる事もしばしば。

それにしても、どうして巣に戻らないのだろうか?

巣で、何か危険な目にあったのかな?

時々水草集めを中断しては、雛たちを呼び集める。

親鳥が一声「ピーッ!」と叫ぶと、散らばっていた雛たちは一斉に親鳥のすぐ近くに集まる。

親鳥は羽を軽く広げ隙間を作って雛が登るように促す。

雛たちは既に大きく4羽の雛全ては親鳥の羽の中にもぐりこむ事は出来ない。

1羽は親鳥に体を寄りそって危険に供える。

さらに高い声で「ピーッッ!!」と叫ぶと、雛たちは一瞬にして潜る。

中には出遅れる雛もいるが。

小さいながらも、親鳥の言う事がわかっているし、短いながらも既に潜ることも出来るようになっている。

カルガモが近くを飛んで来ても警戒声を発し、子供たちは一斉に水中にダイブ、なんて事も見られた。

親鳥は上空を警戒している、猛禽か?

雛たちが親鳥の羽の中に乗っかっているのは見ていてほのぼのする。

でも、そんな時、カイツブリは危険を感じて警戒している時が多い。

それは、いざとなっても、雛を守れる体制。

親鳥にとっては気が気でない時だ。

外敵は空からだけでない。

水面からヘビが来たり、水中からカメが来たり。

あらゆる危険に備えなければならない。

そんな時、近くをヘビが通り過ぎた。 6月21日

この日、カイツブリの親鳥はどうしても巣に戻りたがらない。

もしかしたら、このヘビ君が巣の近くででも徘徊していたのだろう。

それも水面上からで無く木の枝伝いに。

このカイツブリのファミリーの巣は葉っぱの生い茂る木。

ヘビが潜むのには好都合だ。

そういった目で改めて見ると、危険そうな場所だ。

「危険なものはいないか?」 巣の偵察、ついでに水草をのっける。 6月21日

親鳥は何度か巣を偵察に行った。

でも、この日雛たちを巣に呼び戻す事は無かった。

まだ何か危険な気配を感じているようだ。

親鳥は、雛をとにかく岸辺に近づかないようにしていた。

だから、ずっと雛たちは池の真ん中辺りにいた。

池の真ん中は、ヘビなどに対して防御しやすそうだ。

近づいてくるヘビは丸見え、追い返す余裕も十分ある。

逆に空から丸見えになる池の真ん中は、猛禽などに対しては良くなさそうだ。

そう考えると、やはりヘビか?

危険があっても、雛たちの食欲に答えなければならない。 6月21日

この弁天池は、見た感じ井の頭公園の中では餌が豊富そうだ。

餌の種類には魚やエビ、が多い。

でも、ヘビに目をつけられてしまったのは厄介だ。

この日は全く巣に帰る気配は無かった。

このまま巣を放棄してしまうのだろうか?

雛はまだ小さい。

巣が無くても生きていけるのだろうか?

つづく

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