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    岩本貴志の勝手気まま、ブログ

    誘惑、「続、カイツブリ観察日記、25」

    6 Jul 2018

    このブログ、「続、カイツブリ観察日記」では東京都、井の井の頭恩賜公園に生息、繁殖するカイツブリの生態を、管理人自ら観察し、独自の視点で綴ったものです。

     

     

    4羽の雛を孵化させる事を成功させた七井橋ファミリー。

    そこには危機が迫っているようだ。

     

     雛のために餌捕りに出かけるメス 6月28日

     

     

    目が点になるメス、 正面に現れたものは?

     

     

     

     

    七井橋ファミリーに訪れた次なる危機は外敵でなく、お隣さんのカイツブリ。

     

    お隣さんは、水生物館裏で5羽の雛を返したカイツブリ。

    井の頭公園では今年初めて雛を孵す事に成功した。

    理由は分からないが、5羽の雛は放棄されてしまった。

     

    雛を放棄して以来、2羽は七井橋の東側、ボート乗り場の近くをうろついている事が多い。

     

    その周辺に巣を作ろうとしているようだが、どうも上手い場所が見つからないようだ。

    夫婦間、仲が良くないのか、お互い力を合わせて巣を作る気があまり無さそうだ。

     

    そのオスがどうもここ、七井橋ファミリーのメスにちょっかいを出している。

    こちらのメスもそのオスが気になっているようだ。

     

    上の写真、七井橋ファミリーのメス親(推定)は、餌を探しに橋の方へ出かけた。

    このメス、潜らずゆっくり泳いでいる様子から、どうもそのオスに会うのも目的のようである。

     

     

    そわそわしながら水面を泳いでいると、正面にそのオスが現れた。

    オスも狙って水中から真正面に表れたのだろう。

    オスが現れると、メスの表情は一瞬にして変わった。

     

    目が点になり、頬の赤い部分を膨らませた。

    頬の赤い部分、興奮すると羽を逆立て膨らませるようだ。

     

     

     

     けんかをするのかと思いきや、じゃれあっているようだ。

     

     

    追いかけられているほうは、追っ手を見ながら首を傾ける。

    頬の赤い部分がよく見えるようにしているのか。

     

    追いかけるほうがメス、追いかけられるほうが侵入者のオスのようだ。

     

     

    最後にお互い鳴き交わした。奥が七井橋のメス。

     

    しばらく追いかけっこのようなじゃれあいをした後、

    最後の締めにお互い鳴き交わした。

     

    「キャッリャリャリャリャリャリャ・・・・・・・」

     

    その間ずっと侵入者のパートナーのメスは、ボート乗り場の方からオスを呼び続けていた。

    七井橋のオスはその事に気づいていないようだ。

     

     

    縄張り争いの時は常に勝ち越していたお隣さんのオス。

    うちの旦那より強いのは確か。

    七井橋のメス、そこに魅力を感じているのか?

    強い親からは強い遺伝子、弱い親からは弱い遺伝子が子へと引き継がれる。

    強いにこしたことは無い。

    相手方のオスも、もしかしたらメスに不満を感じているのかもしれない。

     

    もしや、前回5羽の雛を放棄した原因も、この事が原因だったのかもしれない。

     

    さてさて、4羽の雛はこの後無事に親鳥に育てられるのだろうか?

    ちょっと心配になってしまう。

     

     

     

    次の日、雛は餌をもらっているようだが、世話をしているのは1羽だけ。

    もう1羽の親はどこに行ってしまったのだろう?

     

     何か危機があったようだ、雛を守る親鳥 6月29日

     

     

    雛を守っているのはどうもオスのようだ。

    2羽の雛はおんぶしてもらい、おんぶしてもらえなかった2羽は親鳥に寄り添う。

    何かに警戒している。

     

    何に警戒しているかといえば、強風であおられ近くに落ちてきた木の枝。

    大きな音と水しぶきを上げ水面に落ちた。

     

    みんなびっくり、ひと固まりになった。

     

     

    先に行く親鳥に追いつこうと、 4羽の雛は風と波に向かってがんばって泳ぐが。6月29日

     

     

     

    しばらくして危険が去った事を確認すると親鳥は雛を置いてどこかに行ってしまった。

     

    「まってー!」親鳥は雛たちの声を無視してどんどん行ってしまう。

     

    雛たちは一生懸命に泳ぐが、風と波が強くてなかなか進まない。

    親鳥はどこかに行ってしまった。

     

     

    雛にとっては大きなうねり、遠くに行ってしまった親鳥はなかなか見えない。 6月29日 

     

     

    この日はとても風が強い。

    風によって池には波が発生。

    小さな波でも雛にとっては大きな波。

    大きなうねりのようだ。

    視界も効かない事だろう。

     

     

    長い時間親鳥は雛をほったらかし。

    大丈夫だろうか?

     

     疲れてきった雛たちは流されるまま池の真ん中に。 6月29日

     

     

    風が強く、池の水の表面はゆっくりと渦を巻いている。

    疲れきった雛たちは流されるまま、池の真ん中にたどり着いた。

    そこには水草やごみも大量に集まっている。

     

    外敵の亀なども潜んでいそうな危険な場所だ。

     

     

    しばらくして親鳥がやってきて、雛たちは無事に救出された。

     

    今回は難を逃れたが、毎回こういうわけにはいかないだろう。

    生きていくうえで、運も重要な要素だが、今回はとても運が良かったといえるだろう。

     

     

     

     

    こう見ると、鳥の仲間のほとんどがなぜ一夫一妻なのかが伺える。

    成長するのに大量の餌を必要とする雛。

    夫婦の協力が無ければ雛の餌は十分まかなえず、外敵の危険からも守れない。

     

    親鳥の浮気は雛の死に直結。

    簡単に淘汰されてしまう。

     

    哺乳類、多くは乱婚。

     

    生き方は鳥類と、まるで違うようだ。

     

     

     

    つづく

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

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