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    岩本貴志の勝手気まま、ブログ

    親子、「続、カイツブリ観察日記、28」

    23 Jul 2018

    このブログ、「続、カイツブリ観察日記」では東京都、井の井の頭恩賜公園に生息、繁殖するカイツブリの生態を、管理人自ら観察し、独自の視点で綴ったものです。

     

     

     

    何日か姿を見つけられなかった七井橋カイツブリ、2羽の雛は無事に育っていた。

    何の事は無い、管理人の観察不足だった。

     

    雛たちは、2羽仲良く水生物館向かいから、御茶ノ水の橋の近く仲良く泳いでいるのを見かけた。

    雛たちはがんばって、小さな虫などを捕まえて食べている。

     

    親鳥もちゃんと2羽いるようで、親鳥はたまに餌を持ってきてくれているようだ。

     

    前回ブログで取り上げた、このファミリーにちょっかいを出していたカイツブリは見かけない。

    どこかに飛び去ってしまったのだろうか?

     

     

     

     

     無事に育っている七井橋ファミリーの雛、7月19日

     

     

    7月19日現在、井の頭公園では3つのカイツブリファミリーが生活している。

     

    雛の数は

    ひょうたんファミリー、3羽 

    七井ファミリー、2羽 

    弁天ファミリー、3羽

     

    どの家族の雛たちも羽の色は違えど、親鳥に近い大きさになってきた。

    そして、どこのファミリーの雛も親鳥に甘えようと近づくと攻撃を受けるようになってきた。

    親離れを促すための一環なのだろう。

     

    親鳥も甘えようとする雛を見ると、「甘えるな!」と怒っている様でもある。

     

     

    親鳥は怒って攻撃するだけではなく、ちゃんと教育も怠らない。

     

    親鳥が水面に上がってくると、餌を持っている持っていないにかかわらず、雛たちは餌がもらえないかと親鳥に向かっていく。

    大抵親鳥は雛が接近してくると潜ってしまう。

     

    これを何度も繰り返されると、雛は水中へと親鳥を追いかけて行く。

    水中では、雛に餌のとり方を教えてあげているようだ。

     

    また、ただ潜るだけで無く、「こんな場所に餌がたくさんいるんだよ!」と水面を餌の豊富なポイントへと誘導して行く。

    こうやって雛たちはどこでどんな餌が捕まえられるのかを学んでいくのだろう。

     

    親離れして最も重要なのは、自ら餌が捕まえられるかどうか。

    生死にかかわる重要な問題だ。

    ここでちゃんと教育を受けないと、親離れした後で大変な事になってしまう。

     

    雛たちも人間同様、百羽百様、同じ両親を持つ兄弟であれど、性格は皆違う。

    積極的に潜るのもいれば、ほとんど潜らず、水面で親鳥の餌ばかりを待つ雛もいる。

    どこへでも勝手に行ってしまう雛もいる。

     

    そんな中、餌ばかり待っている甘えん坊が親鳥のいじめのターゲットになってしまうようだ。

    親鳥の攻撃は、いつまでも甘えようとする雛に、「もう甘えるな!」との意思表示のようだ。

     

     

    それでも、しつこく甘えようとする雛は、親鳥の集中攻撃を受ける。

    だから甘えたい盛りの、より小さな雛がやられる事になってしまう。

     

     

     

    ひょうたんファミリー、7月11日 

     

     

    ひょうたん橋ファミリー、いつもいちばん小さな雛が集中的にいじめられている。

    右の雛は親鳥への甘えが許容されているようで、甘えてもほとんど攻撃を受ける事が無い。

    それを見ると、単に、雛の甘え防止と独り立ちだけを促しているだけではないのだろう。

    そこには、残酷だが間引きの要素も入っているようだ。

     

    それでもへこたれなければ小さな雛も育っていく事が出来る。

     

     

    上の写真、攻撃しているのはオス親と思われるが、

     

    お母さん子と思われていた雛は攻撃されながらもいつもお父さんに世話を受けている。

    きっとこの兄弟仲が良いのだろう、親鳥が出かけている時はいつも仲良く一緒に行動している。

    こんなに攻撃を受けながら、一週間経った7月19日もちゃんと生きている。

     

    こんなにいつも攻撃されながらも生きて行く雛、とても打たれ強い親鳥になりそうだ。

     

     攻撃は後頭部がねらわれる。7月11日

     

     

    攻撃で狙われるのは大抵後頭部。

    何とか逃れようと水中へと逃げるが、親鳥は水中もずっと追いかけて行く。

    攻撃される側の雛は大変だ。

     

     

     

     雛も親鳥の行動を真似、仲良し兄弟を攻撃 7月11日

     

    雛は親の行動を真似て育って行く。

    仲のよい兄弟も、親鳥を真似て兄弟を攻撃する。

    きっと遊びの感覚なのだろう。

     

     

     

     

     

    巣を 最初に作った場所に、再び巣がこしらえられた。休息所のようだ。7月11日

     

     

     

    雛の独り立ちを促すために鞭ばかりが与えられるのではなく、飴も与えてくれる。

     

    ひょうたん橋の近く、最初に巣を作った場所に再び巣が作られた。

     

    雛が休むための休息場所なのだろう。

    この急ごしらえの巣は数日後すでに流されてしまっていた。

     

    そんな数日後、2羽の雛を連れて巣の近くにやってきた親鳥、「あれ?巣は何処だ?」あちこち探すが巣は見つからない。

    まっすぐと元来たほうへと戻っていった。

     

    きっと、雛を休ませてあげようと巣のあるはずの場所に連れてきたのだろう。

     

     

     親は親、子は子。大きく育った雛は親鳥の羽の中に入ろうとしていた。 7月19日ひょうたん

     

     

     

    これだけ雛を自立させようと攻撃する親鳥も、やはり親は親、子は子である。

    雛は、親鳥が攻撃してこないのを見受けると、親鳥にゆっくりと近づいた。

     

    雛は親鳥とさほど変わらない大きさに成長しているにもかかわらず、小さかった時の様に、親鳥の羽の中に入ろうとしている。

    そして親鳥も雛が羽に入ろうとしているのを許容。

    もちろん親鳥と同じくらいに成長した雛、そんな事出来るはずもない。

    甘えられるほうの親も、心地良さそうだ。

     

    雛に鞭を与えている親鳥も、雛がかわいくて仕方が無いのだろう。

    でもそんな事を言っていては雛が自立出来なくなってしまう。

     

     

     

     今日も攻撃を受けるひょうたんファミリーの小さな雛、「負けるな!がんばれ!」 7月18日

     

     

     

     

     

     

    つづく

     

     

     

     

     

     

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