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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

ツミの繁殖準備、「都会に進出した猛禽、オオタカ」14

今回は、オオタカ住まいの隣に引っ越してきたツミの様子をちょっと覗いてみます。

このブログ「都会に進出した猛禽、オオタカ」では、しばらく前の事₍2017-2018年)になりますが、管理人が都会の公園で出会ったオオタカについて記載しています。その野生の輝きに魅了され、およそ1年間にわたりオオタカを追いかけ続けました。その時の様子を妄想を込めてつづった観察日記になります。全ては都会の公園で繰り広げられた出来事です。

オオタカの繁殖するすぐ近くで繁殖の準備を始めたツミ、しばらくオオタカの偵察が続いた。

オオタカも隣人が誰なのか十分に確認、繁殖に被害を及ぼすような事は無いと確認したのか、はたまたツミのオスの執拗な警備に懲りたのか、あまりツミの近くにはやって来なくなった。ツミも多少落ち着いて繁殖の準備が進められる事になった。

ツミの雛が孵ったら、自分たちの雛のエサにしてやろうという魂胆で来なくなったのかもしれない。

オオタカがほとんど来なくなったところで交尾が行われた。

オスは下からメスにアプローチ

ちょっと開けた場所の太い木の枝であたりを見回しながらじっとしているメス。交尾の準備が出来たのでオスがやってるのを待っているようだ。

近くでメスの様子を観察していたオスはタイミングを見計らい、メスの真下からアプローチ、まっすぐにメスの背中に乗った。

ツミの交尾

交尾はつかの間、オスは交尾を済ませるとすぐにどこかに飛んでいった。メスはちょっとだけそこにいて、再び巣の建設、巣材運びを再開した。

これは5月4日の出来事、数ヶ月前に交尾を済ませたオオタカ、それと比べると繁殖に要する準備期間は圧倒的に短いツミ。大きな猛禽、オオタカが繁殖を成功させる事の難しさの一面を感じさせる。

葉の無い枝を運ぶツミのメス

巣材に関して、多くは葉の無い枝だが、始めのうちから葉の付いた枝も時より混ぜながら巣へと運んだ。そこらへんの巣の建設方法オオタカとは違うようだ。巣の建設場所を一旦は変更したツミ、最初の場所はあまり落ち着かなかったのが原因のようだ。

始めのうちから葉の付いた枝も巣へと運んだ

オオタカと違って巣材を運んでいたのは殆どがメス。その間オスは縄張りの監視と、狩りを同時に行っているようだ。狩りに成功するとメスへのご馳走は忘れず持ってきてくれる。ご馳走の知らせを聞いたメスは一旦手を休め、作業に疲れ、お腹のすいた体を癒やすのであった。

巣の完成が間近になるとオスが巣材を運ぶ手伝いをする姿も見られた。

狩りには人工物を上手く利用、ネットに小鳥を追いやって捕まえる

この時期、狩りはもっぱらオスの仕事ようだ。主な狩場は公園やグランドのネット。この周辺学校も多くグランドが多い。

猛禽の接近に驚きパニクとなった小鳥たちをネットにおびき寄せて捕まえるのである。人工物を上手く利用しながらツミも上手く都会に順応している。オオタカも時々、同様のネット猟を行う。上の写真ほどにネットの網の目が小さくなおかつ背が高ければ、小鳥たちは逃げられずに捕まってしまうだろう。

しかし、やられるほうも馬鹿ではなく、ここは危ないという事をすぐに学習して寄り付かなくなってしまうので、同じ場所で狩りをし続けるという事もまた出来ない。

体は小さいが気の強いツミ、オオタカに雛が狙われるというリスクも伴うが、あえてオオタカが繁殖するすぐ近くの場所を繁殖場所に選んだ。

力でも飛行能力でもカラスの上をいくオオタカは常にカラスを撃退してくれる、力ではカラスには到底及ばないツミにとってはオオタカの危険よりもリスクが少ないと見たのだろう。

しかし、残念な事にツミの雛は巣立つまで生きる事は出来なかった。

しばらく経ってからの事になるがツミの雛は、オオタカの雛の体の一部になってしまったようだ。

この頃オオタカは卵を産んだようで抱卵を始めた。

つづく

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