BLOG

岩本貴志の勝手気まま、ブログ

新しい世界、「都会に進出した猛禽、オオタカ」22

このブログ「都会に進出した猛禽、オオタカ」では、しばらく前の事₍2017-2018年)になりますが、都会の公園で出会ったオオタカについて記載しています。その野生の輝きに魅了され、およそ1年間にわたりオオタカを追いかけ続けました。その時の様子を妄想を込めてつづった観察日記になります。全ては都会の公園で繰り広げられた出来事です。

行動範囲が、巣の周辺の木の枝から、空へ飛立った幼鳥たち。

行動範囲は一気に数百倍、数千倍さらにはそれ以上と広がった。

とにかく見るも、触るもの、殆ど全てのものが初めてのもの。

自らいろいろと触ってみながら、経験を積み重ねながら、生きていくための事を学んでいく。

空を飛ぶのも、初めの頃は親鳥の見よう見まね。

勇気を振り絞って最初の一歩を踏み出し、空中に体を委ねてからは、全ては体が感じるままに羽を動かし、体をひねったり、力を入れたり抜いたりと、飛び方に関しては全ては体に備わった本能によって自ら学んでいく。

3羽揃って今日も新しい一日が始まる

飛び始め初日、飛び方もまだ及び腰だ  7月4日

空を飛べば、必ず着陸しなければならない。3羽の幼鳥たちにとって着地もまだまだ未経験。3羽の幼鳥たちは、いろいろな場所に着地しながら経験を重ねながら着地場所についてもいろいろと学んでいく。

都会には電線、鉄柱、公園の遊具、金属製の手すり、コンクリート等と、自然には無い人工物で溢れている。実際、自然物よりも人工物の方が多い。

こんな都会でいろいろなものに触れながら成長していく都会のオオタカ。自然の森で育つオオタカと学習していく内容も相当に異なる事だろう。

都会のオオタカは、田舎(自然)のオオタカに対して、「何だよ、ステンレスの手すりの止まり方も知らないのかよ!」とかいって馬鹿にするのかもしれない。もしくは「慎重にこうやって止まるんだよ、飛立ちもすべるから気をつけて!」と丁寧に教えてあげるのかな?

ここはつるつる滑ってバランスを取るのが難しい

人工物は自然の木の枝や石の上などとかなり勝手が違っている。

細い電線などは前後にスイングしてなかなか安定しないし、金属むき出しの手すりなどはよくすべる。

一つ一つ止まり方を攻略していく。

「細い電線は止まらないほうがいいな。」か

前回紹介した電線で悪戦苦闘するオオタカの写真をGIF画像にしてみた。

その悪戦苦闘ぶりが良く分かると思う。この時、2分近くも電線でぶらぶらとブランコをした。きっと初めて電線に着地したのだろう。

近くで様子を見ていた兄弟たちは、あそこは危ないと悟ったのか同じ場所には止まらなかった。

「せーの!」と一緒に飛立つ姉妹

空を飛び始めたオオタカの幼鳥、あらゆるものが興味の対象、姉妹の2羽は大抵いつも一緒。

長男は1人でいたほうが楽しいのかな?それとも仲間はずれで姉妹に置いてきぼり?

あちこち、といってもまだまだ巣の周辺だけだが、しばらく飛び回るとおなかも空いてくるし、疲れてもくる。

巣のあった木の近くで一休憩。

もともと生まれ育った巣のある森、この場所が最も落ち着く場所。

疲れた時、お腹がすいた時はたいていここで兄弟は集まって休憩を取る。

管理人は真ん中が長女、上が次女、下が長男かなーと思っている。

大抵何か初めて行動を起こすのは体の大きな長女、その行動を2羽はいつも観察してまねをする。

2羽の兄弟はいつも長女の行動を観察。「今度は何をして遊ぶのかな?」

「お腹すいたーご飯まだかなー」

遊びながらいろいろな事を経験し、日に日に逞しくなっていく3羽の幼鳥、でも狩りをするようになるためには、まだまだ多くの事を学んでいかなければならない。

親鳥は食欲旺盛の子供達のお腹を満たすために、まだまだ狩りに精を出さなければならない。

つづく

Copyright © 2014 TAKASHI IWAMOTO VIDEO / PHOTOGRAPHY All Rights Reserved.