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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

木星と土星の大接近!

最終更新: 2020年12月31日


昨日2020年12月21日、木星と土星が大接近しました。

今回は、強拡大して撮影した木星と土星の写真です。



再接近3時間弱前の木星と土星、その距離6分



上の写真は、ナイロビの自宅の窓から撮影。

時刻は19時(+3)をちょっと回った時間。


木星と土星が最も接近するのは21時56分(+3)という事で、最接近する3時間弱前の写真だ。

最接近時は、写真上、木星が少しだけ写真を上、微妙に右上に移動して最接近となるのだろう。

同時に土星もスコーシだけ上に移動。


ま、極々小さな変化なので、最接近時の写真といっても差し支えないだろう。


上の写真は、例によって、パナソニックのGH4で撮影した動画をRegistax6で処理を行った。元素材も露出をずらしながらいくつか撮影した。

それぞれ良いものを選び、Registax6で、いくつか処理方法を変えて作った静止画像をPhotoshopで合成し、最終画像とした。


レンズはニコンの旧サンヨン、300mmf4にテレコンを3個かまして、合計焦点距離は1680mmだ。


木星と土星の明るさの差が分かるように、両惑星とも同一処理を施しておりり、実際の明るさの差もこの程度という事と言えるだろう。


ただ、木星のガリレオ衛星は暗いので、そのままだとほとんど写らないので、露出を上げて撮影したものを合成した。


いつも行なっているのと同様、惑星の画像処理は、望遠鏡で実際に見た感じを目指している。


望遠鏡で覗いて見ると、だいたいこんな感じだ。


以前の惑星関連の記事でも、惑星の画像処理について触れているので、ご興味のある方は、そちらをご覧されたし。



20年で一回り

大接近に向けて、管理人自身しばらく気にして見ていた木星と土星の位置関係の変化。

ほぼ20年かけて天球を一回りする、

非常にゆっくりしたものではあるが、接近してくると、案外速く動いているように見えるのだなーと感じるのであった。


そこで、その動きの速さが、実際どの程度のものなのか、実感がわくよう計算してみた。


ちょっとだけ算数、割り算の時間

イメージするだけなので、細かい数字は割愛。


20年で360度の動きは

1年で18度

1ヶ月で1.5度

1日で0.05度(3分)

1時間で0.125分(7.5秒)


地球上の距離でいうと

20年で地球一周40000Km

1年で2000Km

1ヶ月で167Km

1日で5.6Km

1時間で231m

(しばらく間違った計算を掲載していました、ごめんなさい)

時速231メートルか


その速さと時間のイメージ、分かるようで、わかりずらいかな。


という事で上の写真と、3時間弱後の再接近時の違いは、単純に地球上を700メートルほど歩いて変化する、夜空に輝く星の見える角度の変化に等しい事になる。


非常に小さな違いではあるが、望遠鏡での強拡大。

その動きも、それなりに拡大されて見える。


上の写真、木星と土星の角距離は6分ほど。

20年で一回りの動きは、1日で3分(あくまでも平均値)という事は、2日間でこの距離が2倍に広がるという事だ。

ゆっくりであるようで、拡大してみると、そうそうゆっくりでもないようだ。



撮影場所と撮影方法

屋上からだと、西の空が見えないので、今回は家の中から窓越しに撮影。


という事で、コンパクトなケンコー・トキナー社製のスカイメモTで追尾した。

赤道儀の関係で、レンズは以前ブログでもご紹介した、300mmf4。


いやはや、短焦点レンズ、ニコンの旧サンヨン、若干の色収差は見られるものの、切れ味は抜群だ!

単焦点レンズ、その焦点距離で、突き詰められた光学性能と、言う事が出来るだろう。


今回は拡大撮影法ではなく、300mmf4にテレコンを3個重ねて拡大率を上げて撮影。

管理人自身、太陽黒点の撮影に使用しているのと全く同じトリプルテレコン。

管理人は、太陽黒点の変化を、晴れればほぼ毎日撮影している。


テレコンの性能も良く、元レンズの性能を生かしてるという事だろう。



木星も土星ももうすぐ太陽の裏側に隠れてしまい、見えなくなってしまう。

夜空に2大惑星がいないのは、ちと寂しい。

しばらくは、そんな寂しい夜が続く事になる。


この大接近の1日前にも撮影を試みようとしたのだが、曇ってしまい撮れずじまい。


本番当日晴れてくれて良かった!






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