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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

ナイロビへのフライト、空から窓越しに見る世界

この記事は、2018年2月5日に投稿したものを修正したものです。


長くなった日本での滞在を終え、久々にケニアに戻ってきました。

雪が降り積もり、寒波に襲われる日本の凍えるほどの寒さとは裏腹に、ケニア、ナイロビの1月は一年のうちで最も暑い時期です。


暑いといっても東京の夏のように、大して暑くはないですが。

それでも毎朝早朝、カメラを持ってブラつき寒さに慣れきった管理人の体には、けっこうこたえました。

体はすぐに慣れてしまうもので、暑さになれるのは、寒さに慣れるほど時間がかからないようです。


飛行機の窓越しに眺める風景。

成田空港を離陸した飛行機は、日が沈んで夜景に包まれた関東平野を横目に進路を西へ

毎度の事ながら、長いフライトでは、何か心の奥底から湧き出てくるものを感じる。

日本を離れる時も、ケニアを離れる時も、それは、その滞在が長ければ長いほど強く感じる。


出会ってお世話になった人々、そして行き先で待っている人たち。


窓越しに景色を眺めながら飛行機の中で時を過ごすうちに、頭の中がこれから行く国のモードに切り替わっていく。


しばらく遠くにあった国が身近に感じるようになり、今まで過ごしていた国がずっと遠くの過去、幻のように感じてくる。


窓越しを流れ変化していく景色とともに、そんな心の中の景色も変化していく。


はるか眼下をゆっくりと流れていく風景、そこには、その国、その地域の人々の暮らしがいつもどおり繰り広げられているのだろう、上空の飛行機から眺める景色は、何か別世界から眺めているようである。


管理人だけかもしれないが、飛行機の旅にはそんな別世界に入った気になれる魅力がある。


夜間、真っ暗な大地にポツリと輝く灯りを見つけると、そこではどんな人々が生活を送っているのだろうか?

そんな想像をするとともに、逆に自分自身の姿、乗っている飛行機を地上から眺めているような錯覚をも感じる。



朝日を横目にアジス・アベバへ降下中


機内では、時折窓の外を覗き観ながら、ビールを飲んで映画を観ながらくつろいで過ごす。

そして、いつの間にか窓の外では薄明が始まっていた。


今まで星の見えていた空は、濃い群青色から紫、そしてオレンジ色へとゆっくりゆっくりと色を変え明るさを増していく。


明るさと共に、眼下にはアフリカ大陸が姿を現した頃に日の出を迎えた。


アフリカ大陸のはるかかなたの地平線をゆっくりと昇る日の出を空から眺めるのは格別だ。


そんな日の出、上空西方向へ飛ぶ飛行機から眺める日の出は、地球の自転と反対方向に太陽から逃げるように飛んでいるので、太陽がなかなか昇ってこない。


長い時間をかけて、薄明から日の出にかけての空の色のゆっくりとした変化が眺められる。


窓越しではあるが、世界最高峰のエベレストよりも高い場所から、快適にそんな絶景が眺められる。


ジェット旅客機はとても速く飛んでいるのにもかかわらず、地球の自転スピードには追いつかない。

だから、太陽はゆっくりではあるが、通常通り東から昇り西に沈んでいく。

面白い事に宇宙のある点から見てみると、ジェットで地球を西に高速移動している人たちは、地上にいる人たちよりも、動きが遅いのだ。

今無き超音速旅客機のコンコルドは、通常旅客機の2倍以上の速度マッハ2で巡航していた。

そんなコンコルドで西方向に飛ぶと、沈みゆく日の出と昇る夕日が眺められていた事になる。

そんな事を考えていると、地球人は宇宙空間をものすごいスピードで動いているのだなーと妄想が始まる。


地球の太陽の周りを公転するスピード、太陽系が銀河系を周回するスピード、銀河同士の相対的なスピードと、とどんどんと速度を増して行く。

ま、どこに観測点を置くかによってまるっきりそのスピードも方向も変わってきてしまうのだが。


アジスアベバで、ナイロビ行きの便に乗り換え、ボーイング787型機



そんなこんな妄想をしているうちに、飛行機はアジスアベバに着陸。

ここでナイロビ行きの飛行機に乗り継ぐ、乗り変えた飛行機もここまで乗ってきた飛行機と同じボーイング787。



ナイロビへのアプローチ、大抵は南側から、着陸前にはナイロビ国立公園を一望出来る



エチオピアからナイロビへはあっという間、ゆっくりと食事を取りおえた頃に飛行機は降下をはじめる。


ちょうど映画一本の長さ。


見ていた映画が終わった頃、飛行機が降下を始めると、まだまだずっと飛んでいて欲しいと寂しさを感じるとともに、気分は着陸後の現実の世界へと戻っていく。


ナイロビ空港に着陸前に眺められるナイロビ国立公園、目を凝らすとキリンの姿を見つけられる事も。

今の時期、大地はすっかりと乾ききっている。

そんな赤茶けた大地を眺めると、再びアフリカ大陸での生活が始まる実感が湧いてくる。


管理人の心は躍りだすのであった。



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