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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

「都会のオオタカ、観察の記録」6、繁殖前のひと時、松ぼっくり遊び

最終更新: 11月10日

「都会に進出した猛禽、オオタカの物語」


このブログでは、2017年7月から2018年12月までの間、都会の公園の中、管理人の目の前で繰り広げられた野生のドラマ、オオタカの生き様を紹介しています。

松ぼっくりを放り投げて遊ぶメス



まだ11月、繁殖のため巣のリフォームを始めるのにはまだ早い。

繁殖期までしばらくの期間、オスメスおのおのに、公園の森で優雅な時間を過ごしていた。


カラスの嫌がらせはたまにあるものの以前ほどではない。

カラスも、メスよりも飛行能力の長けたオスが一緒にいるのも理由だろう。

オスは狩りに勤しみ、繁殖のため、メスが少しでも太って栄養を蓄えるよう捕まえた獲物をメスに与えていたようでだ。

この大きな松ぼっくりなかなか取れないな

オスはメスには、繁殖のために、あまり労力を使わせないようにしているようだ。

しばらくの間、メスは時間をもてあましてか、公園に生えるヒマラヤスギの松ぼっくりで遊んだ。


少しでも大きな松ぼっくりが欲しいんだけれど、大きな松ぼっくりは、なかなか枝から取り外せない。

しばらくの間、枝からはずそうともがいたが、びくともしない。

結局あきらめ小さな松ぼっくりへ。

簡単に取り外せるのは小さな松ぼっくりばかり、松ぼっくりにはもう飽きた!



松ぼっくりを手にとってしばらく、くちばし、足とでこね回すのだが、ただのヒマラヤスギの種子、動くこともないし、食べる事も出来ない。

オオタカにとって面白いわけでもなくすぐに飽きてしまい、この遊びもそう長くは続かなかった。


狩りに勤しむオス、メスへのプレゼントだろうか?


オスの狩りの頻度が増えてきたようだ。

メスを繁殖のために太らすためだろう。

今回は公園の近くで仕留めたハト。


メスと分け合っても食べがいのあるけっこうなご馳走だ。

ご馳走を仕留めたオスを見たメスは遠目にオスが獲物の羽をむしって料理するのを見守っている。

食べやすいように羽をむしりとるオス

羽をむしり終わったオスは、森の木の高い茂みの中にメスと共に消えた。


すぐにオスが下りてきたが、手元には狩った獲物の姿は無い。

オスは獲物を全てメスに譲ったようだ。

大きな獲物に関わらず、全く口をつけづにを全てメスに譲ったオス、ペアリングは完全に確定しているようだ。

繁殖が始まると、エサの事、雛を外敵から守る事等等、雛の巣立ちまで、オスメスお互い身を削りながら雛を育てる事になる。

繁殖の時期が始まる前、オオタカ夫婦の優雅なひと時が公園に流れていた。

つづく


最後までお読みいただきありがとうございました。


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