- 岩本貴志
「カイツブリ観察日記」8、卵が孵った!
最終更新: 2020年10月29日
このブログでは、東京都、井の頭公園のカイツブリという鳥に焦点を当てて、そこで見られた出来事を写真とともに管理人独自の視点で紹介しています。
今回取り上げるカイツブリは、前回「カイツブリ観察日記、7」で取り上げたカイツブリのつがいとは別のつがいです。

生まれたばかりの小さな命、すでに食欲は旺盛
7月26日現在、井の頭公園では2組のカイツブリが抱卵している。
その二組両方の卵が今日孵った。
今回取り上げるのは、ひょうたん池近くの固体。
管理人は巣の中に4個の卵を確認していて、そのうちの一つだけが今日孵った。

巣材と見分けがつかない雛
分かるだろうか、羽の中で休んでいた雛が、親鳥が立ち上ると同時に転がり落ちてしまった。
矢印の先に転がり落ちた雛がいる。
知っていても気付かないほど枯葉と同化している。
大丈夫か?

親鳥は全く手伝う気配も無く雛を見守るのみ。
心配するまでも無く、雛ひとりだけの力で這い上がり親鳥の羽に潜っていった。
大人の親指ほどの大きさしかない小さな命、既に逞しく生きていく力を持っている。
つづく