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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

「続、カイツブリ観察日記」15、2羽に減ってしまったヒナ

最終更新: 11月13日

このブログでは、2018年に東京、井の頭公園で繁殖したカイツブリの子育ての様子を、写真と共に紹介しています。

4羽いた雛は2羽だけ、どうしたのだろう? 6月15日


6月14日、4羽に減ってしまっていた水生物園のカイツブリ、どうなっただろうか?



もともと5羽のヒナがいたカイツブリ家族。

2羽しかいなくなっている。

どうしたのかな?


親鳥も1羽しか見られない。

もう一羽の親鳥はどこへ行ってしまったのだろうか?

目撃情報によると、1羽のヒナは親鳥に攻撃を受けていたそうだ。

逃げ惑うヒナを、親鳥は追いかけ、執拗につついて攻撃していたという。


(後日、直接見たという目撃者に聞いた話によると、このヒナを攻撃していたのは、お隣さん七井橋ファミリーからやって来た親鳥だという。)


去年も、そこまではむごくないが、親鳥が子を間引くような行動が何度か観察された。

選ばれたヒナだけに餌を与え、他のヒナには餌を与えない。

餌を求めて近づいてきても、餌を与えず追い払うのである。

兄弟も、親鳥を真似て強気にその固体をいじめる。

やられる固体は精神的にも肉体的にもダメージを受けてしまい、いつの間にかいなくなってしまう。

親の子殺しはいろいろな動物で観察されている行動で、特に珍しいというわけではない。


餌が少ない中、雛を無事に育て上げるには、雛の数は少ないほどうまくいく確率が上がる。

それも、早ければ早いほどいい。

親鳥が状況をみて故意的に数を減らすわけだ。

それが生理的なものか、故意的なものかは分からない。

理にかなっている事だと分かっていても、小さなヒナがやられる姿は、見ていて非常にむごたらしい。

外敵にやられてしまうのであれば、仕方ないと諦めが付くのだが。

ここでは、それだけ餌の状況が深刻なのだろうか?

水草は繁茂してきているものの、冬の間はかいぼりで干上がっていた池。

小動物の卵などの多くも、死滅してしまったのかもしれない。

その追い出されたと思われるヒナ、逃げて下流の狛江橋近くで目撃されたそうだ。


親鳥に守られず、外敵のうじゃうじゃいる中、丸裸のヒナは無事に生き残れる道はほとんど無いに等しいだろう。


かわいそうだが、しかたない。

もう1羽のヒナはスッポンにやられてしまったそうだ。

あのいつもヒナの姿をうかがっていたスッポンだろうか?

餌が少ないのは彼らにしても同じ事、呼吸の時には水面上をよく観察

カイツブリの餌が少ないということは、スッポン君にとっても同じことだろう。

ただ、変温動物の彼らエネルギー消費はぐっと抑える事が出来る。

小さなヒナ一羽でも、何日も持つのだろう。

スッポンは池の透明度がいいので水面下からもカイツブリの様子を観察し、ヒナを襲うチャンスをずっとうかがっていたのだろう。


順調と思われたが、5羽元気な姿はもう見る事が出来ない。残念だ。 6月5日



弁天池家族はどうだろうか?

順調に孵り4羽になった雛、残るは1羽だけ 6月14日

弁天池、順調にヒナが1羽増えた。

明日最後の卵が孵るかな?



アシ藪に隠れてほとんど見えない七井橋ファミリーは?

無事にやっているのだろうか? アシの陰に隠れてよく分からない。 6月14日

気配がしないので、まだ卵は孵っていないように見えるが。


そろそろ卵が孵りそうな、ひょうたん池ファミリーはどうかな?

4個の卵が見える。 6月14日

まだ孵っていないようだ。



あちこちで、そろそろ卵が孵るベビーラッシュになりそうだ。

つづく ■


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