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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

「続、カイツブリ観察日記」24、水中へ

最終更新: 11月12日

このブログでは、2018年に東京、井の頭公園の池で繁殖したカイツブリの子育ての様子を、写真と共に紹介しています。

弁天池、新たな巣を使うようになった。

引越しした弁天池ファミリー。

巣は池の真ん中と、この巣の2箇所を使っている。

散歩の後はよくこの巣で休む。

餌が事足りているのだろう、2羽のヒナはあまりおなかが空いていないようだ。

ずっと泳いでいると、羽の油が抜け、羽の防水が弱ってくる。

そんな時には水から上がって、羽を乾かしたい。


油が抜けると、羽に水がしみこんでくるので体も沈んでくるし、体温も奪われてしまう。

特にヒナの小さな体、体温の維持は親鳥よりもずっと重要だ。

急きょ作られたこの巣、ヒナにとってはとてもありがたい。

6月29日現在、井の頭公園では3ファミリー、計10羽のカイツブリがヒナを育てている。

弁天池、3羽、

ひょうたん橋、3羽、

七井橋、4羽

今、ここ弁天池の3羽のヒナが最も大きく成長している。

体の大きくなってきたヒナたち、そろそろ水の中が気になりだしてきたようだ。

水の中にはどんな世界が広がっているのだろう? 6月28日

いつもお父さん、お母さんカイツブリの潜っていくのを見ている水の中。

エビや魚などの大好きな餌の数々、お父さんもお母さんもいつも水の中から捕まえてきてくれる。

「水の中にはきっと、餌がいっぱい、うようよしているに違いない!」


さてさて水の中、どうなっているのだろう?

頭を水に入れてみると、「 なんだ?あれが水草かな?」

水の中を覗いてみると、「なにやら見えるぞ、なんだろう?」

「巣の材料にも使っている、水草だな!」

「でも魚も、エビもよく見えない、どこにいるのだろう?」

「お父さんも、お母さんも、あんなに深く潜っている、きっと餌は池の底、深くにいるのだろう。」

気が付いたら体は水の中、僕も水中を泳げるぞ! 6月29日

水の中を覗いていると、いつの間にやらヒナの体は水の中。

泳ぎを教わったわけでないのに、体は勝手に水の中を泳いでいた。

陸上では歩きにくい巨大で、体の重心よりずっと後ろから生えている足、何でこんなに大きく変なところから生えてるのだろうと思っていたが、その理由が分かった。

大きな水かきの付いた足、水中では大きく伸びて、ひとかきするだけで大きな推進力を発生。

「水面を泳ぐよりもずっとスピードが出るぞ!」

潜ると水草がたくさん見えてきた、「魚君もエビ君もどこかな?」

ちょっと潜ると別世界。

「水草の森が広がっている!」

もっと深く潜りたいけど、だんだん息が苦しくなって来た。

「いつか、僕もお父さんや、お母さんのように潜りたいな!」

ヒナたちは水の中を泳ぐのが面白くてたまらなくなった。

ヒナたち3羽揃って、潜っては浮いて、浮いては潜ってを繰り返した。

「水中でこんなに早く泳げるとは思っていもいなかった。」

「でも、水の中だと息ができないし、すぐに苦しくなってくる。」

「それにしても魚君も、エビ君も見当たらない、どこにいるのだろう?」

「みつけたら、自分で餌を捕まえるぞ!」

水中をいっぱい泳いで疲れた雛たち 6月29日

「あー疲れたし、お腹が空いた!」

水の中を泳ぐようになると、今まで以上にお腹が空くようになって来た。

3羽ともお腹ペコペコだ。

「お父さん、お母さん早く餌を持ってきてくれないかな?」

「僕たちのために餌を運んできてくれる、お父さん、お母さん。やっぱりはすごいなー!」

弁天池では、家族5羽の平和なひと時が流れていた。



つづく ■


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