BLOG: Katte Kimama

  • 岩本貴志

「続、カイツブリの子育て」その32、秋の子育て

更新日:7月26日


このブログは2018年に井の頭公園で繁殖したカイツブリの繁殖、子育て奮闘の様子を紹介しています。

前年、観察を続けていたヒナたちは全滅。今年こそヒナが立派に成長するまでの一部始終が見てやろう!と、書き始めたのがこのブログです。



 


しばらく観察をおろそかにしていた井の頭公園。


管理人の知らぬ間に、2羽のヒナが孵っていた。

4つがいのカイツブリ家族が子育てをしていた初夏と違い、今、井の頭公園でヒナを育てているのはこの一つがいだけ。


お隣さんに追い出される事も無く大きな池を思う存分使い、ちょうど食べごろに大きく育った魚も捕り放題。

気温も下がり、水温も下がった今、変温動物の魚の動きは、相当に鈍っている事だろう。


夏の間、濁っていた水の透明度も良くなった今、魚にとっては身を隠しにくくもなって災難だが、カイツブリ君たちは恩恵を受け漁もしやすそうだ。


外敵のヘビやカメもこれぐらい気温が下がると、ほとんど動けないだろう。


ヒナが外敵に襲われる脅威も減り、餌も豊富となれば、繁殖をするための条件は初夏よりもいい気もする。

でも、そういい事ばかりではなさそうだ。

初夏の長い日照時間と比べると、圧倒的に短い日中の明るい時間。

暗い時間には漁が出来ないので、餌がとれる時間が減り、その分、獲れる魚の量も減ってしまう。

子育てを成功させるには、その短い日照時間の間に十分に餌が豊富である必要もある。

さらに、これからやって来る寒い冬、それはヒナが独り立ちする頃と重なる事になる。

はたして、この2羽のヒナは寒い冬に独り立ちして生きていく事が出来るのだろうか?


再び、井の頭公園に注目してみたくなった。


家族仲良く池の散歩。10月25日


今、この家族のヒナの数は2羽。

産んだ卵も2個だったのかな?


数が少ないのも、この時期なら2羽だったら育てられるよ、と体に刻まれている事かもしれない。


もしかしたら自分の意思で産む卵の数をコントロールできるのかな?


家族計画について話し合うカイツブリ。


カイツブリ、メス(ツブ子)、「今回、卵いくつ生もうか?」

カイツブリ、オス(カイ助)、「寒くなるし、日も短くなるから3羽育てるのは無理だな、今回産む卵は2個だけにしよう。」

カイツブリ、メス(ツブ子)、「1個にして、確実に育てるのもいいんじゃない?」

カイツブリ、オス(カイ助)、「病気にでもなったらどうするんだよ、兄弟助け合う事もできないぞ。」

カイツブリ、メス(ツブ子)、「そうね、やっぱり2個生む事にしましょう。」

とか、カイツブリが思っているんじゃないかなとは、単なる管理人の妄想。

日を遡って9月5日、カイツブリが交尾しているのを見たのだが、この頃には、冬に子育てする計画は進行中だったのだ。



水生物館裏で交尾、 9月5日


今回2羽のヒナが卵から孵ったのは10月5日と6日と聞いた。


管理人が知ったのは10月23日、ヒナが孵って既に2週間以上経ってしまってから。



ヒナの元へ餌を急いで運ぶカイツブリ。 10月23日



餌の魚をくわえて、急いでどこかに向かうカイツブリを目撃。

餌を急いで運んでいった先には、2羽のヒナとパートナー。

きっと餌を運んでいったのはお父さんだろう。

ちょっと外で長居をしすぎたかな?



魚をいっぱい食べて、早く大きくなるぞ!


ヒナたちは、いつも食欲旺盛!

元気いっぱい育っていく事だろう。

でも、この先何が起こるかわからない。

ひとつ大きな救いは、この冬かいぼりしない事かな。

しばらく、このカイツブリを見守っていこうと思う。




つづく


 

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