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岩本貴志の勝手気まま、ブログ

  • 岩本貴志

「続、カイツブリ観察日記」9、縄張りをめぐって

最終更新: 11月13日

このブログでは、2018年に東京、井の頭公園で繁殖したカイツブリの子育ての様子を、写真と共に紹介しています。


縄張り争いというよりも、アプローチ?



5月31日現在、井の頭公園では4つの番いが、抱卵と子育てをしています。

その抱卵場所、狩猟場所の縄張りをめぐってなのか、何日間も小競り合いが繰り広げられました。


実際は他の目的があるようにも見えます。



おおよその縄張りの場所が決まってからも、毎朝だいたい同じ時間縄張りの境界線をめぐっての争いが繰り広げられた。


本当は別の目的が、あるのかもしれない。

当時繰り広げられていたのは朝7時半、

数日間、ほぼ毎日同じ時間帯。

弁天池のつがい、七井橋のつがい、そしてひょうたん橋のつがいが一同参戦。

場所は、ボート池、七井橋の近く。


誰の縄張りでもなく、ここは中立圏。

ひょうたん橋のつがいは既に抱卵を開始していたので、オス(おそらく)単独での参戦。

妻は巣でお留守番。

(オス、メス断定して書いていきますが、管理人の独断で確証があるわけではありません。でも、その見てくれ、オスは若干小型で筋肉質でつややかな色黒、メスはふくよかで、つや消しの色白、性格や行動も結構違います。交尾をするところを見て、その観察は今までのところ殆どが合っていました。)

七井橋、弁天は仲良く番いで参戦。

お互いの交戦前に、夫が妻に向かってデモンストレーションを披露。

「こんなもんでいいか?」とでも言っているのか夫が妻に向かって水面を勢いよく走ってみせる。

しかし、お互いがそわそわしているようだ。

実際は争いなのか、ミーティングなのか?

それぞれの番いが、別の番いに向かって水面を勢いよく走って向かっていく。

メスは後から続く場合もあるが、、、

あっちがやったら、こっちがやり返し、再び相手方の反撃。

こんなことを何度か繰り返し、10分ほどすると気が済むのか、それぞれがそれぞれの縄張りへと帰っていく。

真剣な縄張り争いかというとそうでも無く、相手の手前で止まる感じ。

もしかしたらお隣さんの相方の品定めでもしているのかな?

やられる側も、相手が来るのを待っているようだ。


そんな光景が、何日も繰り広げられた。


きっと、これからお互い繁殖を行なうにあたっての、情報交換の一環だったのだと思っている。



それに比べ、こちらはガチの争い。

縄張りをめぐっての真剣勝負!

相手の縄張りに侵入すると執拗な攻撃を受ける事になる、防衛無しに領土は守れない

ヘビ通り(常日頃ヘビが通る場所)を縄張りに持ち、どうにもこうにも巣の場所が決まらない七井橋夫婦。

どうにか安心できる場所に巣が作りたい!! 

なんとか縄張りを拡張しなければ!

御茶ノ水方面(井戸水の沸くところ)へと何度も散策に出かけるが、毎度毎度、水生物園のオスに強い反発を受けて退散させられてきた。

どこまでなら許してくれるかと何度も追いかけっこが繰り返された。

七井橋のオスは常に一方的に追われる身。

こんな争いが何度も繰り返され、ちょっとは縄張りを拡張出来たのか、この写真の左側の岸辺に巣を構える事になった。


写真奥、対岸右手に、水生物園家族の巣がある。

最近は、全てのつがいが抱卵を始めて、皆忙しい。

以前と比べると、朝のミーティングも、争い事も滅法少なくなった。

つづく ■


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