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BLOG: Katte Kimama

  • 執筆者の写真岩本貴志

「初めての富士登山」その1、登ったきっかけ

更新日:6 日前

既に2週間が過ぎてしまいましたが、富士山に登ってきましたのでちょっと報告しようと思います。

管理人はアフリカで一番高い山、キリマンジャロには2度(2019年にもう一度登ったので3度)登った事がある。

でも、富士山には一度も登った事がない。

富士山は、はるか昔小学生の時、学校遠足(移動教室)でバスで登った五合目が最高地点。

それ以外はいつも決まって遠くから見るだけの山。

何度も登ろうと思いつつ、今まで登らずじまい。

今年、とあるきっかけで、登る事になった。

8月中旬、東京で手軽に星が見える場所を求めて、高尾山に登った。

高尾山の頂上でもいいのだが、自動販売機の明かりが邪魔なので裏高尾へ。

行楽客で賑わう高尾山も、夜になると人がほとんどいないし、裏高尾となると誰もいない。

周りに明かりも無く、誰にも邪魔されず、一人じっくり星が眺められる場所だ。

空には三日月過ぎの月、それでも沈みゆく夏の天の川の姿をうっすらと見る事が出来た。

ロケハンで来たので、食料も防寒具も無く、終電に間に合わすため、月が沈むのを待たず泣く泣く山を降りる。


こんなに条件の良い日になるなんて。(涙)

月、富士山、天の川

晴れていて空気も澄んでいたので、富士山もくっきり見えていた。

日が沈むと同時に、登山道に明かりが灯りはじめる。

そして暗くなると登山道がくっきりと姿を現した。

その富士山の姿を見て思った。

「今度はあの明かりの一番上の辺りからこっちを見てやろう。」

「きっとすばらしい景色が見えるに違いない!」

夜になり、明かりの灯る富士山の登山道

という事で、富士山に登る事にした。

なめてかかったら痛い目に遭う、という事で登山の準備を始める。

いちばん怖いのは天候悪化時の低体温症、雨対策は非常に重要だ。

とりあえず買い揃えたものは、

ザックカバー、雨がっぱ、万が一のための靴紐。

合わせて4000円ほどの出費。

馬鹿高いゴアテックスの雨具もあるが、2000円程度のもので十分。

要はゆったりと体に合っていればOK。

安物のが重いけど耐久性があったりする。

富士山行きの交通機関を調べてみると、6時45分に新宿バスタ発の富士山五合目行きのバスがある事を知った。

料金は2700円、富士山五合目には9時過ぎに着いてしまう、これがいちばん速くて安い。

「これで行こう!」と決める。

このバスで行くとスバルライン五合目から登り始めるので必然的に吉田ルート。

全登山者の半分以上がこのルートで登るという。

吉田ルートは上の写真、いちばん右側の光の灯るルート。

宿もたくさんあり、どこがルートだか一目瞭然だ。

食料は。

ゆで卵10個、レトルトカレー4食分、シリアル大一袋、チョコレート、あめ、食パン2斤。

を準備した、水さえあれば3日持つ。

いつも使っているカメラバックには入りきらないので、残りはナップザックに詰め込む。

出来たら宿代を浮かせれればと、寝袋も持参。

2.5リットルの水と合わせて荷物の重さを量ってみるとちょうど20キロ。

「ちょっと重いけど、ま、そんなもんか。」

8月30日、出発30分前に新宿バスタに。

チケットの自動発券機では既に満席で切符が買えない!

「しまった、乗れないのかな?」と思いつつチケット売り場に行くと、なんとか席は取れた。

6時45分発富士山五合目行き、予定通りのバスに乗れるぞ!

乗れないかもしれなかった乗り物に乗れた時に感じる安堵感、非常に心地がいい。

そんなこんなで、バスは満席。

予約無しに席が取れたのは、非常にラッキーだったようだ。

バスの中で飛び交うのは異国の言葉ばかり、「ここは日本なのだろうか?」と疑ってしまう。

運転手さんが言う注意事項など誰も理解していないようだ。

世界遺産効果なのだろう。

バスは首都高、中央高速を時速80キロで走行、大月から分かれて河口湖方面へ、そして富士スバルラインを登った。

定刻通り9時過ぎに富士山五合目に到着、2時間ちょっとのバスの旅。

席の乗り心地も良く、あっという間。

比較対象が、良く乗っていたナイロビ(ケニア)~アルーシャ(タンザニア)間6時間のシャトルバスの旅。

五合目から見る富士山、ここから標高差は1400メートルほど

風も無く、空は快晴!

いう事無しの登山日和!

天候さえ良ければ、標高差1400メートルは大した事なさそうだ。

手元の時計では、標高2265メートル、9時半登山開始!

まずは樹林帯の軽い登りから始まる。

ジグザグの急斜面が始まるのはまだ1キロ以上先。

登山道に突入!

つづく

遅くなってしまったので、続きは明日書きます。

悪しからず。


 

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