BLOG: Katte Kimama

  • 岩本貴志

水道水の異変を教えてくれた魚君、アクアリウムの進め

更新日:8月7日

今回は、管理人の居住するナイロビの水道水の異変を、飼育していた魚が教えてくれた事について書いていきます。


日本の水道水も、民営化されたり、安全基準が変えられたりと、人事では無いと思いこのブログを書きました。

いつのまにやら、水道水は危険に?


飼い始めて12年目、パロットファイヤーシクリッド 水道水の異変を知らせてくれた



前半、管理人自身の昔話が長くなってしまいました、ま、読み飛ばしてください。


今回、ほぼ書き上がったブログが、エラーで全て消えてしまうトラブルが発生。自動保存されていたはずなのに、されておらず。

WIXを使っているのだけれど、これは2度目。

1度目は何年も前、ザンビアへ取材に行った事を書いたものが、消えてしまった。書き直ししなかったので、今となっては幻のブログ。


トホホな気分ですが、今回は気を取り直して、書き直しました。

かなり内容は変化してしまいましたが。


それにしても、同じ文章を書き直すのは気が重いです。


 


幼いながら驚いた、水道水に混ぜられる薬物


管理人は小さな頃から魚を飼っているのだが、その始まりは苦いものだった。

小学校に入ったばかりの頃だったと思うが、お祭りの金魚すくいの金魚。すくったのではなく、すくえずもらった残念賞の1匹。(金魚すくいはへたくそだった管理人)

金魚は弟の分と合わせて2匹だったかと思う。


家に持ち帰った金魚は、水槽タイプの虫かごに水道水を満たし、放すのであるが。


その後、魚を飼ったことのある方なら、何が起こるかお分かりだと思うが。


金魚を水槽に放すと、様子がおかしい。

今まで袋の中でゆったりと元気に泳いでいた金魚、水槽に放した途端に様子が急変。

体をくねらせ、もだえ、水槽の中を異常な速さで泳ぎまわり、一気に弱り、死んでしまった。

当時は水道水が塩素で消毒されている事など知るすべも無く、子供ながら大きなショックを受けた。

今だに、その時の金魚の死に様が脳裏にくっきりと残っているほど。


すぐ後に、水道水には消毒のために塩素が混ぜられている事を知ったのだが。

雑菌を消毒するにしても、飲み水に、魚がもがき苦しんで死んでしまうほどの毒が混ぜられている事には心底驚いた。

幼いながら、水道水を飲むのが恐ろしくなった。

ま、すぐに忘れて普通に飲んでいたが。


カルキ抜き剤なんていうのがあるのも、その後知り、その後はカルキを抜いて死なせずに、金魚を飼った。




清流魚を飼うようになって


小学3年生ごろだったか、父親がどこからか60CMのガラスの水槽をもらって家に持ってきた。

これをきっかけに、金魚でなくオカイワ、ウグイなどの清流魚を飼う事になった。


金魚と違って、清流魚には脈動感があってなんとも見ていて楽しいのだ。


当時夏、週末にはよく日帰りで、父親に連れられ、車で1時間ばかりの東京都西多摩郡のとある川に連れて行ってもらった。

泳いだり、釣りをしたり、水生昆虫を捕まえたり、そして焼肉でお腹を満たしたりと。

今では考えられないほどの、とんでもなく楽しく充実した一日だったのを覚えている。

近所の友人を連れての大所帯でも、何度か出かけた。

つい最近、川に一緒に行った事のある友人の一人が、ナイロビの管理人に会いに来てくれて、当時の川の思い出話に花が咲いた。


当時、都心からたった一時間足らずで行ける場所、川の周辺には、美しくのどかな田園風景が広がっていたのだ。

川には多くの水生昆虫、タイコウチ、ミズカマキリ、ミズスマシ、マツモムシ、ヌマエビ、カワニナも普通にたくさんいた。

あちこちから湧き出る、冷たく透き通った湧水、サワガニもたくさん取れたし、魚もオイカワ、ウグイ、アブラハヤ、モツゴ、フナなどが良く釣れた。

釣れないけれど、シマドジョウやカジカなんかもたくさんいて、一度ナマズを捕まえた事もあった。

川の脇にはクルミの木が生えていて、時期になるとクルミを取ってよく食べた。


今では、川の上には圏央道が横切り、宅地開発とともに、美しかった景色の面影は消えうせている。

40年も経てば仕方が無い事かもしれない。


20年ばかり前だったか、どんな魚がいるのか探るため、同じ場所で釣りをした事がある。オイカワ、ウグイなど以前よく釣れていた魚はほとんど釣れず、以前には見なかったカワムツばかりが釣れた。

危惧されたのは、釣れる魚にけっこうな割合で背骨が異様な形で曲がっていたり、えらの形が変だったりする奇形魚が混ざっていたのだ。


おそらく上流部に出来た産業廃棄物処理場から、有毒な物質が流れ出ているのが原因だと、勝手ながら推測した。

さらに網で、水辺の茂みを探ると、ヌマエビなどもまだたくさんいて、ちょっとホッとするのであるが、水質の悪化が原因か、取れるのはヌマエビばかり。

ミズスマシタイコウチなどの水生昆虫は見る事が出来なくなっていた。

生物多様性はめっぽう貧弱になってしまっていた。

数多くいる奇形魚の姿を見て、将来の人類の姿の暗示だと感じた。




生き物の飼育を通して匂いに敏感に


川で捕まえた生き物は、片っ端から飼った。

ザリガニも近所の小川で捕まえて飼った事を思い出す。小5の時だったか、ザリガニ取りに一緒に行った友人が帰道、目の前で足を滑らせドボーン!と大人の背丈ほど下の水面に落ちたのが非常に印象に残っている。


当時は立ち入り禁止の場所に入っても、釣り禁止のところで釣りをしても、がみがみ言ってくる輩はほとんどいなかったのを思い出す。


家では水生生物だけでなく昆虫、カブトムシクワガタ、カナブン、ハナムグリ、スズムシなども飼っていたので、家にあるプラスチック製の水槽はけっこうな数になっていた。

とにかく、あらゆるものを捕まえて、飼っては逃がしたりしていた。


そんな経験を通して、ワイルド系のカメラマンになったのかなーと思ったりする。


こんな風に水生生物を飼っているうち、しだいに水の匂いが区別出来るようになっていた。生き物が元気な時の水の匂い、弱りだす時の水の匂い、死んでしまう時の水の匂い、生き物の種類によって、違う匂い

そんな飼育を通して、川の匂い、水の匂いに対して、管理人自身非常に敏感になったのである。


匂いの違いは、溶存酸素量によるのか、バクテリアや、水生生物、藻の匂いなのか、鉄分の匂いなのか、詳細は不明だが。


いつのまにか水の匂いをかぐと、そのにおいのする環境が頭に浮かぶようになっていた。

渓流、清流、中流、下流、湖、池、沼、どぶ、鉄の水道管を通ってきた水、水道管が錆びているとか、プラスチックタンクに入っていた水、藻が繁茂したタンクに入っていた水だとか。


水の匂いをかぐと、具体的な場所が頭に浮かんでくる、多摩川の御岳山辺りの水の匂い、和泉多摩川あたりの水の匂いだとか。


ごく普通の嗅覚かと思っていたが、知人に変態だと言われ、普通ではないのかな?と思っている。

実際どうなのだろう?


ついでに、当時ブラモデルを良く作っていた、ほとんどが1/72の飛行機のプラモデル。

塗装はラッカー塗料を使用していた。

この鼻の敏感さは、塗装する色の匂いも見分けるほどになっていた。



ここまでが昔話、

そしてここからが本題


12年飼っている観賞魚、パロットファイヤーシクリッド


パロットファイヤーシクリッド、メス



現在滞在しているナイロビでは、パロットファイヤーシクリッドのつがいを2匹飼っている。

既に飼い始めてから12年目。

飼い始めた頃は、5CMほどだった体長は今では20CMほどまでに成長した。


水槽脇に電子ピアノが設置してある。時々弾くのだが、弾き始めるとシクリッドが近づいてきて、ジーっと指先の動きを眺めるのだ。

これが、なかなかかわいい。

くりっとした目玉が動いて両目で焦点を合わせるので、何を見ているのか一目瞭然、表情もけっこう豊か。

日本で飼っていた清流魚たちは目がほとんど動かないので何を見ているか分からず、ほとんど表情は感じなかった気がする。


この魚、体のサイズの割りに口はとても小さくエサを食べるのに時間がかかる。

飼育をはじめてから長い間、ものすごくシャイだった2匹。

いつも隠れて、時には狭い隙間に動かず横になっていて、死んでしまったのでは?と驚かされた事も。

最近はシャイさも全く無くなり、一時期繁茂した水草も味を占めたか、ほとんど食べ切ってしまった。一部水草は狭い水槽内に隔離して全滅は免れている。


このシクリッド人工交配で繁殖はしないというが、以前何度も繁殖しようと卵を産み精子もふりかけていた。

有精卵のようでしばらく世話をしていたが、無事に子が孵った事は無い。卵が石から剥がれてしまったのが原因。



水槽の水の交換


飼育に使っている水槽は75CM幅、日本から持っていったニッソーの合体式、底面ろ過装置を使用している。

水替えは月に2~3回ほど。

大体1/5~1/3の量交換、カルキ抜き剤は使用せず、スプラッシュカルキ抜き方を使っている。

勝手につけた名前だが、水道の蛇口を指でふさいで、勢い良く出てくる水を、バケツの壁にたたきつけカルキを抜く方法。

風呂場でやると部屋中が、塩素の匂いで充満するのでカルキが抜けているのだと体感できる。

処理した水にどれだけ塩素が残っているのかは不明だが、今まで魚の健康に問題が出た事はないので、ずっとこの方法を採用している。


魚に温度変化、水質変化によるショックを与えないよう、水替えは多くても1/3に抑えている。


実際、それ以上多くの水を交換しても、水が澄むのにより多くの時間がかかったりするので、バクテリアにとっても、それぐらいの交換量が適量なのだろう。



ある時から水道水に異変が


事が起こったのは昨年の11月だったか12月。

水槽の水をいつものように交換するのだが、交換後、水が余計に濁ってしまうようになった。


普段水槽の水を1/4ほど交換すると、バクテリアが活性、水は一気に澄んでいくのだが。


その後、水槽の中のシクリッドたちも、少しずつ元気がなくなり、数日経つと1匹はエサを食べられないほどに弱ってしまった。


これはまずいと、再度水槽の水の交換(1/4程度)を水道水で行なった。

同様にしっかりとスプラッシュカルキ抜きをしてから。


それでも水槽の水は澄む事も無く、尚且つシクリッドたちの症状は日に日に悪化。

尾ぐされ病も発生してしまい、鮮やかな赤だったえらは赤黒く変色してしまった。

魚たちはほとんどエサも食べられなくなるほどに弱ってしまった。


今までは交換後、すぐに澄んでいた水が、何日も経っても澄んでこない。


水をきれいにしてくれるバクテリアが交換した水によってダメージを受け死んでしまった事になる。


問題は水道水だ!と確信した。

これはやばい!



井戸水を使ってみた


水道の水が悪いという事を確信し、近所で井戸水を購入、水の交換をした。

シクリッドを飼う以前(20年前)からずっと水道水を使ってきたが今回のような事は初めて。


ちなみに、水槽の水は、表面が錆びた鉄製タンクに長く入っていたような感じ、ちょっぴり薬品の匂いもした。


水槽の水を井戸水で1/3ほど交換、それを日を置いて何度か繰り返すと、状況は少しずつ改善。

バクテリアの状況もかなり悪化していたようで、すぐに水が澄む事は無かったが、ゆっくりと水は澄んでいき、魚たちの元気も少しずつ回復していった。



今では2匹のシクリッド、元気いっぱいになった。

バクテリアも元気に繁殖しているようで、水を交換するとあっという間に澄んだ水になる。

エラの色もかなり健康そうな色に戻った。

水槽の水の匂いも、東京の多摩川だと羽村の堰あたりの匂いになった。これは日ごとに変化するが。


短期的なものかわからないが、水道水に何か悪いものが混ざっていた、もしくは混ぜられたのは間違い無さそうだ。

こんな水を飲んだり、食事に使い続けていたら家族の健康によくないのは明白。


すぐに、飲み水、食事に使う水も全て井戸水に切り替えた。


今では、米をとぐのも井戸水を使用している。

飼っている鶏にも、水道水は与えず井戸水を与えている。


もし、シクリッドを飼っていなかったら、この水道水の異変には気づく事が出来ず、ずっと汚染された水を使い続け、知らぬ間に家族の健康を害していたと思う。


日本も地域的に、水道が民営化

それにつづき、水質基準見直しが厚生労働省によって行なわれた。

見直しというか農薬類の規制が大幅に緩和、改悪では無いか?

普通に考えれば、これから毒物を混入させされる下準備。

やばい除草剤、薬品がまかれる、とか。

あるいは、あえて水道水に混ぜられるとか?

この世界闇は深そうだ!


人々の健康が害されるほど儲かる業界もある事だし。


妄想はそこまでにして。



細かな理由はさておき、重要なのは、健康を脅かす脅威から自分自身、さらには愛する家族を、いかに守ってあげられるか。


今回のような、体感的に分かる方法は非常にありがたい。


今回は、飼っていた魚が、そんな迫り寄る水道水の脅威を知らせてくれた。


カナリアが、空気の番人のように、観賞魚は水の番人となってくれる事を実感した。



そんな事よりエサもっとおくれ!元気になったオス



そんな水の異変を教えてくれる水の番人、観賞魚。別に観賞魚である必要も無いが。


自分や愛する家族の健康を守るため、飼ってみる事をオススメする。

きっと水道水の異変をいち早く教えてくれるはず。


多少の知識が要るのと、ちょっと手間かかりすぎかもしれないかな?


シクリッド君たち、今回は水道水の異変を知らせてくれて本当にありがとう!


ふと思ったのだが、都内で異変に気づいても、どうすればいいのか?

考える必要がありそうだ。



 

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