BLOG: Katte Kimama

  • 岩本貴志

ISS 国際宇宙ステーションの撮影 3、月との見かけの大きさ比較

更新日:7月23日

久々のブログ更新。


管理人は、暇になるとブログを更新する。

「勝手気まま」という事で、気が向いたときに気が向いたことを書くブログという事で了承ください。


今回は、ISS、国際宇宙ステーションの撮影をしたので、その事について書いていきます。

 

以前、2度ブログで取り上げたISS(国際宇宙ステーション)の撮影。


初めてのISSの撮影は、パナソニックのGH4を使用、レンズはニコンAi Nikkor 500mmf4P ED

にテレコン2x1.4xをかませての1400mmで撮影。

撮影は4K動画で行ない、スタッキング処理で画像を仕上げた。


2度目は、ボディをニコンD850に同上のレンズで静止画での撮影。

前澤宇宙飛行士が搭乗している時に撮影したもの。

こちらは、普通に1枚の写真。


そして、3度目の今回は、ボディはニコンD800E、レンズは上レンズに、さらにテレコン2xを組み合わせて拡大率を上げて行なった。


とりあえずは以前に撮影した画像。


2021年3月12日、撮影



2021年12月11日、撮影



上の二点を比べると、GH4で撮影したものの方が、よりクリアに写っている。

2点ともピクセル2倍で出している。



たまに見るスマホアプリ、ISSデテクター

今回撮影したきっかけもISSデテクターを見た翌日がちょうどISSの見ごろだったから。

このアプリを使うと、ISS(国際宇宙ステーション)が、現在のGPSロケーションから、何時どの方向に見られるか詳しく教えてくれる。


ISSは常に軌道上を回っているから、いつでも見えるかと思いきや、見ごろとなる日はそう多くない。

見ごろというのは、夕方や朝のちょうどいい時間帯に上空高くISSが通るのが見ごろという事。

前にも同じような事書いたな。

見頃にはー4等を超える明るさになる。最も明るくなる時の金星程度。


400キロメートル上空には、まだ日の光があって、ISSを照らし出しているのが条件になる。

という事で、ISSが見れるのは、日の入り後、日の出前1時間程度しかない。


朝が苦手な管理人、撮影する気になるのは、やはり日暮れ後に限られてくるのだ。

気合が足りないな。


今回の撮影条件


空には、ほぼ満天の雲。

ところどころ隙間があり、星空が覗いている。条件はあまり良くない。

さて、ISSは見えるだろうか。


500mmf4にテレコン3枚噛ますとこんなに長くなる



条件は良くなかったが、ISSの通り道には雲の隙間。そんな隙間に姿を現したISSを何とか写真に収める事が出来た。


そして、ISSが雲の隙間から現われた瞬間にバシャバシャと、シャッターを切って、仕上げたのが下の写真。



ピクセル等倍で上のサイズ。

500mmに2x、2x、1.4xと合計焦点距離は2800mm。

さすがは2800mm。

上の写真は見やすくなるよう、シャドーを持ち上げたり、シャープに見えるように処理をしているが、ぼやけて見える。

テレコン3枚なのでレンズ枚数的にも結構無理があるのだろう。


上の2枚はピクセル2倍で出しているのに対して、ピクセル等倍にもかかわらず、画質的に優位性は感じない。同様にピクセル2倍にして出すと、ボヤケすぎたので、等倍で出した。


同条件、ピクセル2倍で出すとご覧のとおり。


ぼやけているけど、でかくなって見やすいかな。



今回、撮影時上空には半月を過ぎた頃の月が上空に。

ISSの撮影に当たって露出やピントは、この月を撮影して合わせた。


さて、500mmにテレコン3枚合成焦点距離2800mmがどの程度の大きさに写るのか。

同光学系で撮影した月をノートリミングで出したのが下の写真。


フルサイズ2800mm、ノートリミング


ついでに、ISSの方もノートリミングで出したのが下。


ISSは、超望遠2800mmの強拡大で撮っても、こんな米粒程度の大きさにしか写らない。

真ん中左上の白い米粒状の点がISS。



ISSを月とISSを合成。

見かけの大きさ、ISSと月との比較。

月とISS、合成


上の写真、ISSの見掛けの大きさがどの程度のものか分かりやすい。

管理人自ら納得。「ISSは月と比べて、これぐらいの大きさなんだ。」


実際、上空でISSに接近して、この位置に来たとしても、シャッター速度が遅いので、ISSか月かのどちらかがブレてしまう。

感度を相当に上げれば、多少は見れるほどまでブレを抑えられるかな?



ちなみに今回ISSを撮影したシャッター速度は、1/80秒絞りは、合成f32

高感度で撮るという手もあるが、上げるほど画質が落ちるのが感度。

こういった、ダイナミックレンジをいっぱいに使うような撮影に、感度はなるべく低く抑えたい。

最近のカメラ、高感度でも画質がそこそこいいが、感度が上がるほどダイナミックレンジが下がり、被写体の情報量が減っていくには変わりない。


ISSは上空を思いのほか速く移動していく。

速度は、秒速8キロメートル弱時速28000キロ弱で移動している。

上空410キロ+と遠いが、その動きは非常に速く見える。

それもそのはず、地球を1時間半ほどで一回りしているのだ。



ついでにISS基準での月との見かけの大きさの比較が下の写真。


月とISS合成、ピクセル等倍



2001年宇宙の度を思い出す。



さらに高画質で撮影したいな


どうにか、もっとくっきりとISSの写真が撮れないものか。


こういった強拡大して撮るものは、光学的に拡大せずとも大きく撮れる、ピクセルピッチの小さなカメラが優位だ。

テレコンなどの余計なレンズを最小限に抑え、レンズの性能を極限まで出せるので、より切れ味のあるシャープな画像に結びつく。


いや、既存の機材で最高倍率、最高画質で出すのであれば、拡大撮影方法がある!

そう、惑星撮影で多用している拡大撮影法だ!!!

別ブログで木星をくっきりと捉えた方法、テレコン3枚重ねよりも、レンズ枚数は圧倒的に少なく、拡大率も上げられる。収差も抑えられるはず。


拡大撮影法は、天体望遠鏡のアイピースをカメラとレンズの間に挟みこんで、強拡大する方法。

きっと、フルサイズを生かして、クリアなISSの写真が撮れるはず!

そんな妄想が、管理人の頭を駆け巡る。


ブログの木星の撮影した合成焦点距離は9500mm6mmアイピース使用)。

20mmのアイピースとか使えばちょうどよさげだ。


期待出来る方法だが、超強拡大、上空を高速で移動し続けるISSをどれだけ極小視野の中に入れられ続けるかが課題だ。


さて、次回は、その拡大撮影法で試してみよう。

D850を使ってDXサイズでの4K動画、それをスタッキング処理するのだ。


どれだけクリアな画像が撮れるか妄想すると、ワクワクしてくる。


放熱板の白飛びも抑えなければ。


次回、ISS撮影、乞うご期待!

またまた、何時になる事やら。



つづく

 

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